会社にいる老害がむかつく!彼らの心理と対処法を知ってスカッとしよう!

年ばっかり無駄にとって、本当に邪魔な存在。この人たちをどうにかしたい・・

会社で仕事をしていると、50代後半から60代の社員にいらっとすることがよくあります。最近は40代でも「若年性老害」という言葉があるようですね・・

社会に出たら、いろいろな世代・価値観の人と接することになりますが、どうも厄介なのがこの世代。

「あーもう!さっさと辞めてほしい!!」

どう考えても、会社にいらない存在なんじゃないか・・と思っても直接言えるわけでもありません。

こちらが日々仕事で大変な思いをしているほど、オジサマの存在が目障りなもの。

「邪魔なおじいさん」は、どうしてこうなのか?またどう対処すればよいのかについてお話します!

1.老害な人の特徴とその心理

会社にいる定年間際で何の役にも立っていない存在は、「老害」です。

老害とは

自分が老いたのに気づかず(気をとめず)、まわりの若手の活躍を妨げて生ずる害悪。

もちろん「年をとっている=役立たず」なんて思っていません。人生経験を重ねているからこそ、世の中のことも分かっているし仕事の知識もスキルもあるはず。

なのに、一部の老害は本当に「なんでこんな人たちに、給料払っているの?」という気持ちになります。

老害の特徴と心理を説明

自分が正しい・神様だと思っている

平社員というより社長や常務、専務といった役員に多いのがこの手のタイプです。

基本的に「自分の言うことは正しい、絶対だ」と思い込むため、少しでも気に入らないことがあると感情的になりやすいのです。

自分の価値観を押し付ける傾向があるため、言うことを素直に聞く「ごますりタイプ」を好み、反発したり意見したりする人を排除しようとします。

そのクセ、自分でどんどん改革を進められる人物は少ないので、ひとたび会社が停滞すると立て直せなくなります。

仕事が無くても、会社に居座ろうとする

定年を過ぎていても、会社には希望すれば再雇用する選択肢があります。

その人にしかない経験や技術があれば、会社にいてもらうことに価値はあると思います。

ところが「何をするわけでもなく、ただ居座っている」人も多いのではないでしょうか。

とにかく会社に居続けることに固執します。会社を働く場所ではなく、「暇だからいる場所」「社会保険をかけてもらい節約したい」にしたいのです。

(会社を辞めると国保になり、奥さんの分と2人分の社会保険料がかかります)

もはや会社のためではなく、”自分の都合”のために会社を利用するのです。「今まで会社に貢献してきたからいいだろう」と本人はまったく後ろめたさがありません。

働かないのに高給取り

会社の役員になると「仕事もロクにしないのに、高給取り」という、従業員にとってはストレスのたまることになります。

(※正確に言うと役員は「お給料」ではなく「役員報酬」になります)

従業員は定年がありますが、会社役員は「●年ごと」の任期があります。

大企業であれば任期内に経営責任を果たせなければ解任されますが、中小企業などは社長の一存で任期などあってないよいうなものです。

(株主総会も役員が形だけ集まって、また頑張りましょうで終わるのがほとんどです)

社長にさえ好かれている もしくは 過去の貢献度から解任できない のであれば、本人が希望しない限りずっと「働かない高級ジジイ」になるのです。

本人は「役員報酬に見合う働きを」などと考えることはほとんどありませんし、「もらえるだけもらっておく」ことしか基本的には考えていないのです。

70歳でも80歳でも、役員になると「本人がやる気」であればずっとこんな状況が続くのです。

私は中小企業の経理の仕事をしてきましたが、役員報酬は従業員の給料の何倍もありますからね・・。

新しいことをしようとすると抵抗する

椅子にどっかり座ってふんぞりかえっている「高給取り」も問題ですが、現場で働いている「老害」もそれはそれで厄介です。

「老害」は変化を嫌います。昔の価値観から抜け出すことができないのです。新しいことをはじめるのが面倒だという面もあるでしょう。

時代や経営環境の変化で、仕事のやり方が変わってもそれに従おうとしません。

・営業は足で稼ぐものだ

・ITを使うのは、コストしか増えない

・売り上げを上げている部署が、今も先も最優先だ

といったのがわかりやすい一例ですが、今までの延長線で努力することを望みます。

わたしたちがいくら時代の変化を感じても、今までのやり方では通用しないことを体感しても、「却下」かよくて「検討しておく」で済ませようとするのです。

昔の自慢話・武勇伝を話す

飲み会の席では定番になっている、「俺が若いころはな~」ではじまる自慢話。

あるいは仕事をしていて「業務量が多すぎます」と提言しても、「何言ってるんだ、俺が若いころはな~」とまたはじまります。

隙あらば「俺の若いころの苦労」を話したいのです。

彼らは「寂しい」し「認めてほしい」のです。結果的にそれが嫌われることを自覚していないのです。

自分がいかにすごいのか、力がある人間なのかを同調してくれる存在を、常に探しているといってもよいでしょう。

会社で出世できず、ゆがんでしまった

普通なら何らかの役職についていてもおかしくない年齢なのに、能力や人間性に問題があり平社員だった方に多いタイプです。

表向きは仕事にやる気がなさそうに振る舞うことが多いですが、自分の中の劣等感やコンプレックスが強く、人格がゆがんでしまうことがあるのです。

仕事ができる若い社員にケチをつけたり、仕事を依頼しても全然やろうとしない。明らかに「仕事の邪魔」になる存在になってしまうのです。

人の揚げ足取りや邪魔を意識して行うので、なおさら厄介な存在です。逆に「ダメ社員」であれば味方だと思ってくれるかもしれませんが・・

自分が年寄りだと認めたくない・若いと思っている

平社員であろうと役員であろうと「自分はまだまだ若い」と思い込んでいます。

体の衰えを感じていても、昔の気持ちと変わらず過ごしていることが多く、少しでも年寄り扱いされるとイラっとします。

短気だったり怒りっぽいなどの性格をもった人は、少しのことでもすぐに火がついてしまうので言動には注意をしたいところです。

だからといって「お若いですね」などの見え透いたお世辞を言うのも逆効果です。

「若いということは、俺が年だと言っているようなものだ!」とキレる可能性もあるのです。

優しくしようとして、つい「おじいちゃん扱い」をしたくなりますが、老人ホームや介護施設の職員と民間企業の現役社員を一緒に考えてはいけません。

都合の悪いときだけ「年寄り」になる

先ほどの話と矛盾していますが、高齢者の”ずる賢い”ところは「都合の悪いときは老人」になってごまかすという点です。

パソコンで資料作成するときも、「いやあ、俺みたいな年寄りには大変だわ。ちょっとやっといてくれる?」と中堅社員に丸投げしたり。

少し体力を使う、イレギュラーな仕事があった時でも「年には勝てないな」と一人ごとを言って何もしなかったり。

要は、自分が楽をする・不利益にならないように「年寄り」を免罪符のように扱うのです。

話がくどい、世間話が好き

を取ればとるほど、話がくどい人は増えてくる傾向にあります。

仕事のために必要な説明であれば、百歩譲ってまだ我慢する必要はありますが、どうでもいい話を延々と何度もしたり、忙しいときに限って世間話でつかまったり。

特に経営者に多いタイプですが、それ以外の社員でも、こうした「時間泥棒」の老害はいます。

「で、結論は何?」「あんたの自慢話を聞いている暇はないんだけど」と心の中で叫んでしまいたくなります。

下手に話の腰を折ろうとすると「くどい話」から「お説教」に変わってしまうのでますます厄介です。

根本にあるのは「寂しさ」からくるものなので、ターゲットにされないように普段から忙しそうにする素振りをするなど、何らかの防衛策が必要です。

長い話が始まる前に、「そういえば・・」とこちらが一方的に話して終わらせるという先制攻撃も場合によってはアリでしょう。

2.職場での「老害」の対処法

では、どこの職場にもいる「困った人」というのは、どうすれば良いのでしょうか?

老害の対処法

接点をできるだけ持たない

とにかく「かかわらないこと」。これに尽きます。

老害から話しかけられそうな場面があれば、「話しかけるなオーラ」を出す。

近くに来たら、トイレにいくふりなどして、サッと席を立つ。とにかく近づかない、近づかせないという形でストレスから遠ざかりましょう。

相手に「嫌っている」ということがわかるかわからないかくらいの距離感を保つのがポイントです。

戦わない

老害はどこの職場でも1人はいるものです。お局さんみたいなものと、同類だと思った方がいいかもしれません。

基本的に、彼らは「守られた存在」なので、戦ってもムダです。

上司や社長に相談したところで、直接彼らに取り合ってくれるのは期待できません。また上司そのものが老害の場合だってあります。

本人に「これはおかしい」と意見しても、ほとんどが反発されて終わってしまいます。

「お前はわかっていない」「俺がどれだけ経験していると思っているんだ」「目上の人間に意見するなんて、無礼だ」なんて延々と「反撃」が待つ未来しかありません。

ワンマン社長と同じで、「そういう生き物」だと割り切るしかないのです。

わたしたちと「同等」に考えるから腹が立つのです。「違う生き物」だと割り切りましょう。

うまくおだてて、利用する

困った老害には、「うまく利用する」というのも効果的です。

「ぜひ知恵をお借りしたいのですが・・」「○○さんの仕事のやり方を参考にしたいので、企画書作ってもらえませんか?」と面倒な仕事をやってもらったり。

「イライラするから、何かうまくおだてながら仕事お願いできないかな?」という気持ちで考えてみると、いろいろ仕事が見つかるかもしれません。

社内に相談相手を作る

あなたがもし、老害の存在で悩まされているなら、同じように思っている人もいるはずです。

同僚や先輩に困っていることをいって、「やるせない気持ちをわかちあう」ということも大事です。

自分の中にため込んでいるといつか爆発する恐れがありますし、吐き出すことで楽になる部分もあるものです。

根本的な解決にはならないかもしれませんが、そうした「ガス抜き」も時には必要です。別に飲みに行かなくても、残業している時間に話するのでもいいと思います。

反面教師にして、力に変える

老害というのは、実は「生きた教科書」でもあるのです。

彼ら自身から人間的に学ぶことは何もないかもしれませんが、「反面教師」としては最高のお手本になります。

「自分がキャリアを重ねても、絶対こんな年の取り方はしない!」と心に誓い、それを原動力にして前向きに頑張ることだってできるのです。

「負けられない」というエネルギーをうまく使えば、仕事のモチベーション維持にもつながります。

環境を変える

個人的には、嫌な老害がいるからといって安易に転職することはオススメできません。

なぜなら、どこにでもこの手のタイプは1人はいる可能性が高いからです。

ただし。

「老害のせいで、自分の仕事が評価されない、もっとやりたいことがあるのにできない」のであれば転職も積極的に検討すべきです。

仕事の邪魔にならない、ただ存在がうっとおしい「老害」はたくさんいますが、それがあなたの仕事のパフォーマンスを邪魔しているのなら、取り除くべきだからです。

人手不足のニュースは連日報道されていますが、人気のある職種はそう簡単には入れません。覚悟をもって転職活動が必要ですが、「前向きな転職」であれば道は開けるはずです。