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もう、営業なんてしたくない。辞めたいけど次の職のあてがない。
私が20代のころは、営業職を2社経験してきました。
特に1つ目の会社が、営業ノルマがきつい。お客さんからの要求が無茶苦茶。
毎月月末には、胃が痛くなる日々でした。
もともと営業職を希望していなかったですが。
大学卒で文系だと営業以外の選択肢が狭い。
リクナビとかに出ている会社も、ほとんどが大手。事務職は女性。経理職はほとんどない。
私と同じように、「選択肢が他になくて営業をしている」方は少なくないと思います。
営業という仕事が嫌になると、本当に毎日追いつめられた気分になります。
なんとか抜け出したい。でも、転職しても転職先がないのでは?
こんな不安がありました。
もしコミュニケーションが苦手で、自分のスキルで再就職は厳しいと思っている方。
転職活動を、今すぐ始めてみるべきです。
私もダメ元で転職活動をした結果、
●異業種の営業から内定をもらう。
●事務職未経験で内定をもらう。
ということができました。
「それはあなたが、優秀だからでしょう?」と思うかもしれません。
私は、恥ずかしながら「できない営業マン」でした。
現実から逃げる手段が、転職でした。
ただ、多くの人は新卒での就職活動の、”残像”が残っていると思います。
「営業以外に、選択肢なんてない。優秀な営業マンだけがヘッドハンティングされてよそへ移るだけ。」
そうした思い込みは、今すぐ捨てましょう。
私が実際に経験して、思ったこと。
「転職は、やってみないと本当にわかりません」。間違いないです。
たしかに大手はスペシャリストを求めるから、厳しい。
中小企業なら、チャンスは十二分にある。
どうにか今の環境から抜け出したい方は、ご覧になってください。
すごく毎日追いつめられた気持ちになって大変だと思います。
でも、他にも選択肢があるんだということを知るだけでも、気持ちが楽になるはずです。
転職活動に営業成績は関係ない
転職するうえで、いろいろなセオリーのようなものがあります。
・入社3年働かないと、キャリアとして認められない
・営業でも、実績のある人でないと評価されない
色々な会社の面接を受けて思ったのは、「会社によって選考基準がマチマチなので、チャンスがある」ということ。
私が面接の時に聞かれたことは、
・どうして、今の仕事を辞めるのかという理由。
・どういう仕事をしてきたのか。
くらいです。
営業に関して、どれくらいの実績をあげたのかは聞かれません。
おそらくバリバリの営業職が強い会社なら、重視するかもしれませんが。
前年比●%だったのか、何件くらいの新規注文をとったのか・・なんて聞かれない。
中小企業で転職組をとる場合、ポテンシャルを見られていると強く感じました。
今までの実績うんぬんよりも、うちの会社にしっかりなじんでくれそうか。
後は年齢層にこだわりますね。世代交代がバランスよくなるように、自社にあまりいない年代の人が重宝されやすい。
あとは人柄。そして一生懸命がんばるぞというやる気。
どうして、営業力を重視されないか
「いやいや、実績を重視されないなんておかしいでしょう」。
たしかに、よく考えれば疑問に思うかもしれません。営業職なら、より戦力になる人を欲しがるもの。
自分が経営者だったら、有能な人がきて業績ガーンと上がってほしいもの。
中小企業は、知っているのです。「そんなに優秀な人は来ない」と。
優秀だったら引き抜かれますし、ヘッドバンティングがなくても大手にいきますからね。
だからこそ。
実績よりもポテンシャルで、長い間それなりに活躍してくれる人を探す傾向があるのです。
もし、中小企業でも営業力重視の会社がある場合。
「営業がきつい会社」だということ。
私は、「中小企業でなおかつ、営業がきつくない会社」という所に絞って活動していました。
私もコミュニケーション能力に自信がなかったものですから、“営業営業”だと生き残れないと思ったからです。
どうやって見分けるのか?経験から学んだことをお話しします。
営業がきつくない会社の見分け方
私が転職企業にリストアップした条件は、以下の通りです。
・給料が固定給で高くない。歩合制でないこと。
・売り上げ自慢をしないこと
・知名度がない、地味な会社であること。
できれば
・営業マンの数が極端に少ないこと。
上の4つの条件をクリアしていれば、営業がきつくない会社である可能性は高いです。
もちろん、100%を保証するものではないですが。
以下、順番にお話ししていきますね。
給料が固定給で高くない。歩合制でないこと。
求人票をみれば、給料についての細かな記載があります。
希望する会社以外にも、似たような会社何社かと、給与水準を比較してください。
極端に条件が良い会社は、パスします。
そして歩合制でなく、固定給のところ。これはわかりますよね。
条件が良いということは、それだけたくさんの利益を上げなければならないということ。
会社は最終的に「利益」を残さなければなりません。
利益 = 売上 ― 費用
給料が良いということは「費用がたくさんかかる」。
その分、同業他社よりも「売上」を増やさなければならないのです。
バリバリ営業力に自信があるなら、条件面で追う方が良いですけどね。
この費用というのは、「役員に対する人件費」も影響しています。
企業のホームページを見ると、組織図と役員構成がたいていは書かれています。
社長・常務・専務以外に、いろいろな取締役・監査役がいる会社は要注意。
昔貢献してくれた、などの”なごり”で高い給料を払い続けている会社も多いのです。
「給料取り」が多いほど、売り上げが必要になってきます。
あと意外と盲点なのが、「オフィスの維持費用・車両や機械のリース代」。
まずは、自社物件か賃貸なのか確認。
立地が良い場所だと、当然賃料が毎月高額になります。
あとは社内で営業用に保有している車両の数や、機械装置のリース代。
車輌や機械についてはさすがに詳しく聞けませんが。
少なくとも面接で何気なく「賃貸か自社物件か」を聞いてみると良いです。
売り上げ自慢をしないこと
企業のホームページを見ると、決算報告資料の一部をみれる企業があります。
公表するしないは自由ですので、乗せるということはある程度、自信があるということ。
右肩上がりをずっと維持していたら、ちょっと注意。
「えっ?」伸びている企業の方が、将来安泰なんじゃないの?と思うかもしれません。
常に毎年売り上げを増やすことを、強制される会社でもあるのです。
私は経理を経験しているからわかるのですが、常に売り上げが右肩上がりである必要はないのです。
最終的に残るのは利益ですから、売り上げが横ばいでも、経費を抑えれば残る利益は同じです。
人件費をけちるということではなく、無駄な経費を使わないということ。
役員に払う給与、建物の賃料・・本当はなくてもよいのに支払っている経費というのは意外とあります。
常に売り上げを増やすことは、上場企業なら株主から厳しく追及されますが、中小だと意味がありません。
資金調達がしやすくなる、という面はあるかもしれませんが。
少子高齢化で市場が縮小する中、右肩上がりで伸びること自体が難しいこと。
常に前年越えというところを目標にしていると、その分営業マンにかかる負担は相当なものになるのです。
求人票や面接で、当社は伸びている企業だということを強調して来たら、要注意。
営業はその分、きついのは目に見えています。
中小なら、そこまで数字数字していなくても、会社を安定的に回している会社はたくさんあります。
たくさんある、というより”不景気の中で生き残っている”。
独自の強みがあるから生き残れている。
そうした“地味だけどお買い得な企業”の営業職なら、そこまで辛いことはありません。
知名度がない、地味な会社であること。
先ほどの話とつながります。
“地味だけどお買い得な企業”というのを、転職活動で見つけましょう。
事業拡張で人員増加するようなところではなく、聞いたこともない業界。
営業マンが高齢化して、後任の人材を育てる。という求人がねらい目です。
こればかりは面接で聞くしかありませんけど。
「どうして人員補充するのか?」大事なポイントです。
中小企業って、転職サイト経由だとなかなか出てきません。
特に新卒で就職活動している場合は。
でもハローワークや転職エージェントなども使うことで、意外にも中小で人が足りない企業はあるのです。
もちろん、いつも広告を出してくるブラック企業に捕獲されないように注意が必要ですが。
同じ営業でも、会社1つ変わるだけで「こんなに違うの?」と感じますからね。
営業マンの数が極端に少ないこと。
まあ、少しレアケースではありますけど。
IT系の企業だと、開発部門が主で営業部門が小さいところが多いです。
当然、営業担当者も少ない。
私が以前働いていたIT企業は、営業マンが私を入れて3名でした。うち1名は管理者。
営業マンの人数が少ないというのは、プラスに働くことが多いです。
「そこまで売上を伸ばしていかない」&「する必要がない」という表れなのです。
現に私が働いたIT企業も、ノルマで詰められることはありませんでした。
もともと技術力で売っているので、営業はとりあえず「定期的にお客を回ればよい」程度のものであるケースが多いのです。
ただし、営業マンを一気に増やして業績拡大という場合もあるので注意です。
面接のときに、営業マンはどのくらいいますか?を聞いてみると良いです。
また、今回の欠員が人員補充なのか、欠員補充なのかも重要です。
もちろん、多い=きつい とは言い切れませんが。
少ない = ゆるい 可能性は大いにあります。
ちなみに私は、営業から営業 以外んも、「営業から経理」という転職もしたことがあります。
経理職に興味がある方は、以下のページも参考にしてみてください。
営業の良さは、転職活動をじっくりできるところ
「やっぱり転職するのは勇気がいる・・」と感じた方へ。
転職は、簡単なものでないのはわかります。
でも、今の生活で行き詰まりを感じているなら、「とりあえず」動くことをオススメします。
何も、転職活動したからといって”必ず転職”しなければならないわけではありません。
営業でいっぱいいっぱいになると、どうしても自分の殻にこもって視野が狭くなります。
自分で自分を追い詰めないためにも、「外の風」を入れると良いです。
「まだまだ、自分でも他の選択肢があるんだな」って実感できるのって大きいですよ。
そこから一歩踏み出すか、とどまるかはゆっくり考えればいい。
営業マンの良いところって、「日中に時間を作れる」ところ。
だからこっそり、ハローワークに行けたり転職の面接に行ったり。転職エージェントに通ったり。
ばれないように最低限気を遣う必要はありますが、自由に動けるハズ。
もちろん転職活動をしていることを、転職先の企業がもらすこともありません。
とりあえず、足を動かしてみること。あまり思いつめないようにしたいものです。
営業を辞めたい・・でもあてがなくて困っている方へ
このまま我慢するよりも、少しでも動いた方が気持ちはラクになります。
仕事が辛くても、カンタンに割り切れるものじゃないですよね。人生かかってますし。
でも、今のままでもきっと悶々とした日々を過ごしてしまうと思うんです。
だから、「少し”外の空気”を吸ってみる」というのも一つかなと。
どういうことかといいますと。
営業以外の仕事があるかどうか、相談してみる
「転職エージェント」を利用してみるのも一つですよ。
転職エージェントとは、転職アドバイザーが企業との仲介をしてくれるサービスのことです。
こちらは一切お金を払う必要はなく、転職が決まれば企業から転職エージェントに報酬が払われます。
転職アドバイザーに、今の自分の状況を相談してみるんです。
アドバイザーは、たくさんの企業担当者との接点があります。ご自身も経験豊富なビジネスパーソンです。
営業以外の職種で、未経験OKの仕事がないかを探してもらえるんです。
もちろん、向こうは「企業に人材を紹介してナンボ」なのですが。
あなたの市場価値を見て、紹介できそうな企業を探してくれます。
普通に転職活動しても、まず未経験は無理。でも、転職エージェントなら、アドバイザーにポテンシャルを買ってもらえれば、企業担当者にかけあってもらえます。
あなたの市場価値を見て、紹介できそうな企業があれば探してくれます。
もしあなたが乗り気でなければ、転職先を紹介してもらっても、面接を断ればいいだけの話ですしね。
いい転職先があれば、一度トライしてみるのも一つだと思いますし。
アドバイザーは仲介したら企業からお金をもらえるので、私たちがお金を払うことは一切ありません。
一回、こういうところを利用してみるのも面白いと思いますよ。
悩みを吐き出せて、ちょっとした気分転換にもなりますしね。
仕事終わりに一度、転職エージェントのあるビルに行って、担当者と面談をするだけですよ。