ハローワークで転職活動をするのは危険?実体験を元に語ります


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ハローワークで仕事を探しても、ブラック企業しかなさそう。

私が転職活動をする前に、ハローワークにもっていたイメージです。

30代ですでに、4回も転職活動しましたが、30代になってからがきつかった。

正直手段は選んでいられない。だからハロワもずっと通っていました。

その結果。

ハローワーク経由で、4つ目の会社に転職できました。

ただし。

ハローワーク以外にも、転職エージェントや転職サイトなども利用していました。

実際に使ってみて、わかったこと。

「ハロワもエージェントも転職サイトでも、全部やるのが正解」です。

転職する手段にこだわることに、意味はありません。

最終的には、出会う企業との相性。

恋愛と一緒です。サークルで知り合おうが職場恋愛だろうが、ナンパだろうが。

出会い方なんてのはどうでもいいんです。

どの出会いでも「良い異性、自分にあった異性」を探すだけの事。

どの転職活動でも、良い企業からブラック企業までいろいろ混ざっています。

ハロワだからブラック企業しかない、というのは思い込みですよ。

だから、手段にこだわらず「良い企業」を探すアンテナを広げるだけ。

実際の転職活動を振り返りながら、ハローワークについての実態をお話ししていきますね。

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ハロ―ワークが危険と言われるワケ

「無料で求人を出せるからといって、ブラック企業が集まるとは限りません」。

ご存知のとおり、ハローワークに掲載する費用は無料です。

企業側にとっては”広告費をかけずに不足人員を補える”メリットがあります。

ネットでハローワークの口コミを見てみると「求人票と条件があまりに違う」という書き込みもちらほら。

無料で出せるから、使い捨て程度にしか考えていない。

たしかに、そういう企業「も」あります。

過酷なのでどんどん辞めていき、その都度人員補充をしなければならなりません。

求人サイトだったら莫大なお金がかかるから、無料で掲載できるハローワークに掲載する。

求人票の労働条件と実態がかけはなれていることなんて日常茶飯事なのです。

法に違反しているのですが、もし監督署に訴えれば自分はその会社に居づらくなります。

そうした計算も踏まえて、「給与30万。完全週休2日。残業ナシ」などという誇大表現をする企業もあります。

ただ、そういう企業ばかりではないのです。

「どうしてそんなことが言い切れるのか?」と思うかもしれません。

言い切れますよ。だって私が実際に体験しているわけですから。

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ハロ―ワークで実際に受けた企業は3社

私はずっと営業を経験してきて、総務も経験しました。

年齢は30をすぎていたので、あまり贅沢はいえないのですが「事務系」で探していました。

男だし、内勤の女性を求めているものばかりかな・・

そんな中でも、いくつかの企業と面接をすることができました。

ハロワ経由で3社のうち、2社に内定。そのうちの1つに転職しました。

私が受けた会社が、どうしてハローワークを利用しているのか?を書いていこうと思います。

1社目:IT関連の事務職

営業事務・経理事務と書かれており、女性でなく男性を希望しているとのことでした。

(ハロワの担当者に確認できます)

実はこの企業、半年以上も同じ求人を出していることをハロワの担当者から聞きました。

入れ替わりが激しいんですか?と聞いてみたところ。

そうではない。何人も応募しているが、選考基準が厳しいので採用がずっと見送られているとのこと。

一般的には、「長期間載っている求人・繰り返し出される求人は危ない」と言われています。

実際には、入れ替わりが激しいから・ブラックで有名だからというワケでもないのです。

実際に面接を受けました。

すると意外なことに、あっさり内定。狐につままれたような気分でした。

「大卒で、30代で社会経験を積んでいて、人当たりがよい人材が来ない」

私の採用を担当していた人事の方は、そうこぼしていました。

私たちの側からすると、「ハロワではろくな求人がない」と思いがち。

その一方で、企業側も「ロクな応募者が来ない」というジレンマがあることを知りました。

仕事内容としても、前職の総務の経験を活かせるので良いと思いました。

ただ、もっと「楽できそうな会社」を見つけたので、そちらに転職を決意。

この会社は辞退しました。

2社目:専門学校の事務職

同時並行で、2社目も面接。

市内にある専門学校の事務職という求人を見つけました。

「男性希望」していることがわかったので、さっそく応募。

勤務条件はすごく良い。私は前職で疲れ切っていたので、独身だし給料はこだわりなく。

9時~18時で完全週休二日制。しかも学校の夏休み期間も休める。

大本命でした。面接するまでは。ところが。

「求人票の職務内容と、実際の内容が違う」

いきなり最終面接。

理事長と学校長、人事担当者との1対3の面接。

「事務職を希望しているが、教壇に立つことも了承するなら内定を出す」。

えっ!?先生!?

まさに青天のへきれき。求人票には先生の「せ」の字もない。

教師なんて、もともと興味もない。

専門学校だったら、教職の資格がなくても教壇に立てるんだね・・

ちなみに、その専門学校は地元の大学や短大に落ちた時の「受け皿」。

素行に問題がある人が多い学校であることでも、有名でした。

無理無理無理。お断りしました。

まあ、転職してから「教壇に立て」と言われない分だけ、良かったのかもしれませんが・・

こういう「求人票と全然違うじゃねーかよ」ということは、普通にあることなんだなと思いました。

ブラック・・でしょうね。

3社目:市の管理施設の運営事務

私が内定をもらって、転職を決めたのはココ。

民間企業ではなく、一般社団法人での募集でした。団体職員という肩書になります。

参考:一般社団法人とは?

営利を目的としない非営利法人で、人が集まって初めて法人格を取得することができます。

専門学校といい、社団法人といい。民間企業以外にもいろいろな所が募集しているものなんですねー。

ずっとバリバリの民間企業で働いてきた私は、天下り先のゆる~いところなんだろうなというイメージ。

実際に面接で仕事内容を聞いても、施設運営のための事務処理、団体との調整が主な業務でした。

営利団体ではないので、人数集めなどのノルマもない。

全然ブラックではないですし、むしろ「お宝求人」と言っても良いのではないでしょうか。

この社団法人以外にも、「シルバー人材センターの管理」などもありましたね。

ハロワでの転職活動を終えてみて

ハローワークの求人は、ブラックもあれば、お宝求人もある。

実際に、活動してみないとわからない。

私は「ハローワークだからダメ」という、全て”1”か”0”かで判断するのは危険だと思っています。

良い企業だけど、単に予算がなくてハロワで募集していることもあるのです。

なかには、ブラックなのもあるのかもしれません。

ハローワークには「良い企業」も「悪い企業」も混ざっていますので、ハローワークだけで転職活動するのは危険なのです。

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やれることはすべてやる、が転職活動の基本

ハローワークだけでなく、転職サイト、転職エージェントも使った活動が理想です。

私は転職サイトもエージェントも、同時並行させてやってきました。

理屈はおんなじなんですよ。

●転職サイトの掲載は、お金がかかる。

⇒「だから」良い人材をとろうとする「良い企業」がいる。

○転職サイトの掲載はお金がかかる。

⇒「でも」ハローワークだと敬遠されるから、転職サイトで良い企業に見せかける「悪い企業」もある。

絶対的な答えはなく、あくまで企業トップの考え方次第なんですよ。

もちろん、「割合」というのはあります。

良い企業がいる割合が、ハローワークより転職サイト、エージェントの方が高いかもしれません。

たとえ話ですが、10社あってハロワは2社だけ良い企業。

でも、転職サイトなら4社が良い企業かもしれない。

それでも。

効率を求めない方が良いです。可能性があることを泥臭く。

転職サイトという「袋」には、必ず「あたり」が入っているとは限りません。

ハローワークにしてもそうです。

良い企業はあっても、”自分に合いそう・働いてみたくなる企業”は別。

”自分が働いてみたいと思う企業”が「あたり」です。

手を広げると、管理が大変になるという不安があるかもしれません。

ですが、転職は「引く手あまた」ではありません。

よほど専門職で有能な方でない限り、選択肢は少ないのです。

「受けたい企業がたくさんあって、こなせない」ということは基本ありえません。

ハローワークだけだったのが、転職サイトやエージェントに登録したからといって、きつさが倍にはなりません。

それよりも、自分に合う企業を1つでも多く見つけて、どうやって内定をもらうのか?を考えていきましょう。

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2018.06.01
転職エージェントって、どんなところ?

まだ決心を固めていなくても、「転職エージェント」に今から相談しておくことをおすすめします。

私が今の会社に転職できたのは、転職エージェントに紹介してもらったおかげです。正直、これといったキャリアもないですし年齢も当時は32歳だったので、よく見つかったなと思っています。

転職エージェントを簡単に説明すると、「企業と求職者の間を仲介してくれるサービス」のことです。

転職エージェントは企業から「いい人材見つけてきてよ。決まったら報酬払うから」という契約を結びます。

・求職者は転職エージェントから、「募集中の求人」を紹介してもらえます。

・面接や転職に関するアドバイスももらえます。

もちろん私たち(求職者)がお金を払うことは一切ありません。転職エージェントは企業からお金をもらうからです。

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2018.02.09
どうしてわざわざ、登録するの?

「転職エージェントに登録しなくても、ハローワークや求人誌で探せばいいのでは?」と思うかもしれません。

転職エージェントは、たくさんの「非公開求人」をもっているというメリットがあります。

「なぜ非公開求人がたくさんあるのか?」というと、

・採用活動をしていることを、他の会社に知られたくない(企業秘密)

・ハローワークで募集しても、ロクな人材がこないので、エージェントに頼む

という事情があるからなのです。

私はハローワークに8ヶ月ほど通ったことがありますが、正直ずっと掲載している怪しげな求人か、慢性的に人材不足になっている介護系の仕事のオンパレードでした。

世に出てない求人の方が多いという現実があるのです。だからわざわざ転職エージェントに登録するメリットがあるのです。

エージェントの担当者は、企業の採用担当者との打ち合わせで会社に行きます。

その職場の雰囲気がどうなのか、についても事前に教えてもらえるメリットもあるのです。

ちなみに私は「
DODA
」という転職エージェントを利用して、今の中小企業の総務職を紹介してもらい、内定を出しました。

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