出産を機に車を買い替えしたい!田舎なら軽とミニバンどっちがおすすめ?

子供の出産を控えている。車の買い替えをしたいけど、何にしたらいいかわからない・・

待望の赤ちゃんが生まれて家族が増えると、今まで使っていた車に限界を感じるかもしれません。

私は田舎暮らしで車は1人1台ないと生活できないくらい不便ですので、車選びというのはとっても大事です。

目先のことを考えれば、維持費も安い軽自動車を買うのが無難かな・・と思ったのですが。

ただ、二人目も考えているので、もう少し長いスパンで物事を考えなければということも意識したわけです。

自動車は、1度購入したら10年くらいは持たせたいもの。そう考えると、1人目が生まれた2、3年後にもう一人・・と考えると必ずしも軽がいいとは思えなくなりました。

「軽自動車にすべき?先をみすえてミニバンにすべき?」

私と同じようにお考えのママさんのために、軽とミニバンについて調べてみました!

軽自動車に乗るメリット、デメリット

まずは、軽自動車にのることで、どんな点が良いのか悪いのかを整理してみましょう。

軽自動車のメリット

●小回りが利く、運転しやすい
●維持費・税金が比較的安い
●おしゃれで生活感を感じさせない

小回りが利く、運転しやすい

子供のことはさておき、運転する側にとって一番のメリットはココ。

車幅が違いますし、ちょっとした駐車スペースでも簡単に止められるので楽です。

わたしはたまに旦那の乗用車を乗ることがありますが、ハンドルを何回も切り返す大変さを実感してます・・。

ただ、すでに子供が2人いる友人は「慣れればなんてことない」と言ってましたが。

維持費・税金が比較的安い

普通車に比べると、「自動車税・重量税」が違います。軽自動車は一律なのに対し、普通自動車は排気量によって異なります。

年に1度とはいえ、自動車税の差は最大で3万近く、重量税の差は最大で1万5000ほど。1年でおよそ4万5000円違うので、かなりの節約にはなります。

あとはタイヤ代も10000円~20000円くらい違います。どこでどのメーカーのものを買うかによりますが・・。

燃費という点では、一概に軽の方が良いとは言い切れません。

おしゃれで生活感を感じさせない

テレビ番組である男性が「ミニバンを女性が運転していたら、生活感が出ていてスマートじゃない」ということを言っていました。

たしかにミニバンは子供がいるお母さんにとって便利で、いたるところで運転しているのを見ますが、子育てしている生活感があるという風に男性に見られるんだ、と思いました。

ただ、あくまで一人の男性の個人的な意見です。ただ、そういう風にも見えるんだ・・と逆に気づかされました。

軽自動車のデメリット

●安全面に不安

万が一の交通事故に遭った時、軽自動車の方が耐久性では劣ります。

大型トラックと正面衝突なら、どの車でもひとたまりもありませんが、同じ乗用車や電柱などの物にぶつかった際の助かる確率はミニバンの方が高いのは間違いありません。

●スライドドアの車種は限られる

子供を乗せるのに、スライドドアはほぼ必須と言えるかもしれません。

開閉がしやすいのでチャイルドシートの設置や子供の乗り降りが楽だからです。子供がドアを開いて、隣の車のボディを傷つける心配もありません。

ミニバンには当たり前のように搭載されていても、軽自動車では一部のメーカーの新車に限られます。そのため、軽を選ぶときの選択肢が狭まってしまうのです。

~参考:スライドドアつきの軽自動車~

●ホンダ N-BOX
●スズキ スペーシア
●ダイハツ タント
●ダイハツ ムーヴキャンバス

●車の本体代は意外と高い

軽自動車は年々高機能化、高性能化しています。それに伴い軽本体の車両代は高くなっているのです。

下手すると普通乗用車よりも高いものがゴロゴロあります。ミニバンでも100万代のものもいくつかあり、軽だと200万を超えるものもあります。

また、中古で考えるとミニバンの方が「走行距離がそこそこ走っていて、安い」掘り出し物の方が多いです。

軽自動車は人気なのか、人気の車種はまず中古に回ってきませんし、新車と変わらないくらいの値段のものばかりです。

安く済ませるなら、「ミニバンの中古」の方が掘り出し物は見つかりやすいかもしれません。

ミニバンに乗るメリット、デメリット

対するミニバン。小学生をもつお母さんの定番でもあるミニバンですが、今の時期から乗っておくメリットはどんなものがあるのでしょうか?

ミニバンのメリット

●車内が広い、荷物に余裕がある

スライドドアなので、お子さんが自分で車を乗り降りできる年齢になっても、スムーズに乗り降りできます。

3列目をつぶせばベビーカーやキャンプ用の荷物など、たっぷり収納できるので便利です。

●多少の事故でも安心

万が一の事故でも、子供の安全を確保しやすいというメリットがあります。もちろんチャイルドシートorシートベルトは必須ですが、軽自動車のように大惨事になる確率を抑えられます。

いくらこちらが注意をしていても、相手側の車が不注意でしたら意味がありません。リスクは常に起こりうるものなのです。

ピラーレス(助手席側の前と、後部のドアの間に柱がない)のに、軽自動車よりも”横方向での強度が強い”という面でも安心です。

●将来家族が増えても安心

二人目が生まれた時も、車内スペースが十分あるのでゆったりできます。もちろん2列目にも3列目にもチャイルドシートを複数置くことができます。

子供が小学生になったとき、お稽古ごとや少年野球の送迎で、お友達をのせられるので便利です。

ミニバンを持つママ友同士で、送迎を交代制でやっている・・というケースも多いようです。

ミニバンのデメリット

●運転が慣れるまで大変

車幅は軽より多少増えるくらいですが、十字路を曲がるときの感覚や、狭い駐車スペースでの駐車に苦戦する可能性があります。

運転は慣れれば何とかなるものですが、今まで運転に自信がない人だと、少し待った方がよいかもしれません。

あとは、立体駐車場や洗車場、高架下など「高さ制限」があるところには注意しましょう。知らずにすーっといって天井をこすったりするケースも意外とあります。

●維持費が高い

自動車税や重量税などの一部税金が、軽自動車よりも高くなります。

あとは燃費ですが、一般的に軽自動車よりも悪くなるといわれています。本体が重く大きいので、動かすためにはよい大きな力が必要だからです。

燃費はハイブリッドタイプのものにグレードをあげればよくなりますが、実燃費を考えると劇的に良くなるほどではありません。

あくまで車のカタログに掲載されている燃費は、「最高に条件がいいとき」の燃費になりますのでうのみにしない方がいいですよ。

●洗車が大変

単純に、車が大きいので洗うのが大変です。一番の対策は「汚れにくい色の車を買うこと」で間違いないです。

軽とミニバン、税金や維持費の違い

軽とミニバンで、実際どのくらいのお金がかかるのか、くわしく見ていきましょう。

自動車税 ※都道府県の税金

4月1日時点で登録している車にかかる税金です(軽の場合は「軽自動車税」)

軽自動車は一律で、普通自動車は排気量によってかかってくる税金が違ってきます。

軽自動車:10800円
普通自動車:34500円から39500円の間

※シエンタ・フリード・ステップワゴンは34500円、ノアやヴォクシー・セレナは39500円です。

エコカー減税の対象車を買った場合は安くなりますので、その点も踏まえて購入するのも一つです。

軽自動車の金額が若干あがったとはいえ、それでも普通自動車との差は大きいです。

さらに登録してから13年以上経過すると、さらに15~20%の重量税がプラスになるので、このあたりも買い替え時期の一つの目安になるでしょう。

自動車重量税 ※国の税金

新車購入したときと、車検のたびに払う税金です。本来は1年ごとにかかるものですが、車検の有効期間にあわせてまとめて払うものです。

自動車税と同じく、軽自動車は一律、普通自動車は排気量で変わります。

2年間の金額は、軽自動車は6,600円、普通車は16,400円~32800円です。

※フリード24600円・セレナやステップワゴン32800円

自賠責保険は共通してかかる税金

車に乗る人が必ず加入すべき「強制保険」になり、未加入だと罰則が適用されます。1年だと15,000円前後、2年だと25830円かかります。

交通事故の被害者に対する最低限の救済が目的です。

自賠責だけでは、対物や自損事故、自身の負傷に対する保証はありません。任意保険はそれをカバーするために、個人が損保会社を通じて任意で加入するものです。

加入する保険の種類にもよりますが、軽自動車の方が任意保険の保険料は安くなる傾向にあります。

タイヤ代

軽は40000円くらい、普通車は6~7万というのが相場です。

軽とミニバンなら、車の本体はいくらくらい?

軽の新車価格の相場

●ホンダ Nボックス:131万~200万
●スズキ スペーシア:128万~160万
●ダイハツ タント:122万~187万
●ダイハツ ムーヴキャンバス:141万~167万

ミニバンの新車価格の相場

●シエンタ:169万~247万
●フリード:164~285万
●ステップワゴン:155~369万
●ヴォクシー:245万~336万
●エルグランド:321万~800万
●アルファード:335万~738万