子供ができて、毎月のやりくりが厳しい。旦那の小遣いが多いと思うんだけど、削っていいかな?
専業主婦であれば、家計の収入は旦那さんのお給料のみからのやりくりになります。
子供の将来のこと、生活のこと、老後のこと・・お金に関する悩みは尽きないかもしれません。
「できれば、旦那の小遣いをもっと少なくしたい」と思っているお母さんも多いのではないでしょうか。
そもそも、他の家庭では旦那さんの小遣いをいくらくらいあげているのでしょうか?どうやって毎月の生活を工面しているか気になるところです。
人には聞きにくいお金の話、実際のところどうなのか調べてみました!
旦那の小遣いの相場はどのくらい?
旦那さんへに渡す小遣いの平均は?
小遣い制にしている他の家庭は、旦那さんにどのくらいのお小遣いをあげているのでしょうか?
ソフトブレーン・フィールド社が行った「夫のお小遣い」アンケートの結果を見てみると、
<年代別の平均>
●20代・・17941円
●30代・・29545円
●40代・・35742円
全世代の平均「35696円」
という結果が出ました。
また、”お昼代”を含んだ小遣いか、含まない小遣いかによっても結果が出ています。
<昼食代込み>
●20代・・27500円
●30代・・39183円
●40代・・42882円
全世代の平均「44515円」
<昼食代別>
●20代・・16667円
●30代・・24240円
●40代・・29419円
全世代の平均「28703円」
収入のどのくらいを「小遣い」として渡すのが相場?
お金の管理のプロであるファイナンシャルプランナーによると『お小遣いの相場は、手取り収入の1割』がよいという話なのです。
転職支援サービス「DODA」によると、年代別の平均年収は
●20代・・346万円(手取りの予想:280万前後)
●30代・・455万円(手取りの予想:350万前後)
●40代・・541万円(手取りの予想:400万前後)
『手取り額の1割が、お小遣いの相場』という言葉に照らし合わせてみると、どの年代も手取りの1割以上を超えているので、極端に少ないというわけでもなさそうです。
手取20万円のときの小遣い
お小遣いの相場は2万円になりますが、もともとが20万円での生活となると少し苦しいかもしれません。
特に子供がいる家庭となると、月20では将来の貯蓄もままならないケースもありますので、「お昼ご飯はお弁当持参+1万円の趣味代」というやり方が無難です。
手取30万円のときの小遣い
お小遣いの相場は3万円です。このラインを越えて出費をしなければ、生活するのには妥当な金額と言えます。
どこまでの範囲を小遣いでまかなう?
多くの家庭では、お昼ご飯の有無によって小遣いの金額を変えているケースが多いです。
●月4~5万円の中で、自分にかかる費用をすべて支払ってもらう
●月1万~月1.5万円で、飲み代趣味代以外はすべて家計から出す
という2つのパターンに二極化しています。
毎月、トータルで旦那さんがかかるお金というものを考えながら、下記の生活費をどこまで負担させるのか旦那さんと話し合ってみてはいかがでしょうか。
●昼食代
●飲み代
●生活必需品
●カット代(美容室代)
●洋服代
●交通費
●携帯代
注意点は「飲み代」「たばこ代」など個人の意思次第で抑えられるものは、家計から出さないようにすること。
毎月の小遣いを抑えても、家のトータルの出費が増えてしまうのであれば本末転倒です。
旦那のモチベーションを上げるには
「お小遣い、上げてくれないかな?」たびたび旦那さんから、こういう言葉をかけられてウンザリする方も多いのではないでしょうか。
お金にだらしなく、浪費癖のある旦那さんなら「カツ」を入れなければなりませんが、少ないお小遣いで子供のために頑張ってやりくりしているお父さんもいるでしょう。
お仕事をがんばっているのに、全然お小遣いが少ない・・となると、仕事のモチベーションがあがらなかったり、不満が爆発する危険もあるかもしれません。
では、どうやって旦那さんに気持ちよく働いてもらうのか?というところも、考えてみる価値はあると思いませんか?
●昇給、昇進した時にベースアップ
●ボーナスの額によって、一時金を払う
●週に1度は、1000円分の昼食代を出す
など、うまくモチベーションが維持できるように要所要所での「ご褒美」を出してあげると喜ぶはずです。
旦那さんに働いてもらうのは当たり前ではないですし、主婦が家事をするのも当たり前ではありません。だからこそ、相手のことを少し思いやりながら仲良くやっていきたいものです。
小遣いの相場よりも、残す金額から逆算しよう
「お小遣いを、いくらにしよう・・」一度は決めても、なんだかんだで出費が多い月があったり、旦那から文句がでたりとお金の管理は大変ですよね。
そもそも「旦那へのお小遣い」は、『生活費の一部』なのです。月々のやりくりがうまくいかない場合は、もっと大きな視点から考えてみる必要もあります。
つまり、ゴールから考えるのです。
子供がいる家庭なら、子供の教育費に何をいくらまで貯めるのか。そのためには、毎月いくら貯金する必要があるのか。
貯金額を差し引いておいて、そこから毎月の出費を出していくのです。
旦那さんのお小遣いを圧縮するのか、通信費を圧縮するのか。もしすでに旦那さんからお小遣いの不満が上がっているのなら、他の出費で削れるところがないのかという所から、考えてみるとよいでしょう。
家計簿をつけておくことも大事ですが、ファイナンシャルプランナー(FP)に相談してみるのも一つです。
FPとは、家庭のお金の管理に関するアドバイザーです。保険や税金の相談がメインですが、将来にためておくべき金額や収入に応じた生活プランのシミュレーションもしてくれます。
保険の見直しもしてもらえば、安くなる可能性があるので一石二鳥です。