仕事の合間を縫って、資格の勉強に励んでいる。
もしくは、これから励もうかと考えている社会人のみなさん。
わたしも、仕事が終わってから資格の勉強をコツコツしてた経験があります。
まだ若いのですが老体にムチを打ちながら、睡魔と気力との戦い。今思えばよくやったものだ。
地方都市なので、何時間も電車に揺られているわけでもなく。
これが東京なら、通勤時間を大いに利用できるかもしれませんが。
学生時代と比べて、自由な時間も限られていますし、何より仕事が終わるのが夜だから場所の確保も自宅にかたよりがちになりますよね。
家にいると集中できない、家だとうるさくて勉強できない・・
でも外だとどこも開いてないし、という「勉強場所」の問題って大きいと思います。
時間はなんとか確保できるとしても。
わたし自身の経験を踏まえつつ、集中できる勉強場所を確保するにはどうすれば良いのか調べてみました。
自宅以外の勉強場所
図書館はデメリットが大きい
受験勉強で学生が勉強するなら、図書館は鉄板かもしれません。夏休みとかよく通ったな―。
ただ社会人になると、選択肢としては微妙です。
ある程度の規模の都市ですと、平日でも20時までというところもあります。
ですが18時ピッタリに終わってそれから図書館に通える人が、どのくらいいるのでしょうか?
だらだら3時間よりも、集中した1時間の方が能率はよいかもしれませんが、じっくり腰を据えて勉強するには落ち着かないですね―。
それ以上に「学生のたまり場」になりやすいのが難点です。
テスト期間以外でも、男女数名が暇つぶしに来て陣取っている、しかも微妙にうるさいという経験、数知れず。
行くところないから時間つぶしというパターン。
喫茶店とかマックは?
これも基本的には「なし」でしょう。
マックは言わずもがなかもしれませんが、学生のたまり場。
とても勉強できる環境ではありません。おまけにテーブル狭いし、テキスト広げにくいしね。
喫茶店という方法もありますが、基本的に静かにする場所ではないので、タイミングが悪いとうるさい人にあたります。
ある程度大きい店だと、2時間3時間長居しても問題ないんですけどね―。
大学という手がある
意外な盲点として、大学の構内というスペースがあります。
職場の近くに、何かしらの大学(女子大に男が入るわけにはいきませんが)があればそこを利用するのも手です。
スーツ姿の社会人なんて珍しくないですし、OBで用事があってここに来ました。
もしくは大学院生です風なオーラを出しておけば、誰も何も言われません。
きょどってなければ風景に溶け込めます。
基本大学は、24時間開いていますが聞くところによると、ある時間を過ぎてから入室するときは許可がいるとか。
まあ、正面から入れなくても、いろいろ入り口はあるのでその辺は問題ないとおもいます。
わたしが使っていた大学は、夜間部門があったので学食食べて、空いている部屋使って、となかなか快適な生活でした。
仕事が早く終わる日は19時くらいにいって、23時くらいに帰る生活を週2回くらい。
勉強場所は、授業がやってなさそうな空き教室に入れば、自分だけの空間。
誰かきても、文句言われることはないでしょう。
誰かくるのかビクビクするのが嫌!という人は、学生同士が交流する広めのスペースの一角で。
夜遅いと、みんなでたむろっている学生はほとんどいないはず。
大学の図書室を使うのも良いかもしれませんね。
ただし、この場合は閉館時間があるかもですが・・
とにかく、図書館とか喫茶店行くなら一人で堂々と大学行きましょ。集中できます。
コワーキングスペースも有効な選択肢
コワーキングスペースというのをご存知でしょうか?
ざっくり言うと、個人で仕事をしている人同士の交流の場として設けられた空間のことです。
地方都市でもあるはずです。
在宅業務をしている人から、個人クリエーター、起業を目指す人の利用を想定して、そこでの出会いや打ち合わせを通じて、産業のさらなる発展を目的としています。
そんなところに、組織に属してる社会人が入ると場違いなんじぇね?と思うかもしれませんが「全然アリ」です。
わたしも使った経験がありますが、実際そんな活発な交流がされているのを見たことがありません。
ちょろちょろっとしか人がいなくて、シーンとしていて「人数が少ない図書館」みたいな感じです。
クリエーター風の人は見たことなく、わたしと同じようなサラリーマン風の人がいたり。
あくまで私がいった一か所の感想だったんですけどね。
もしそんな「閑古鳥がないている」ようなコワーキングスペースだったら、勉強する側にとっちゃ「アタリ」です。
サクサク勉強できます。うるさくないし。
利用料金が無料のところもあれば、1回数百円というところもあります。
コワーキングスペースでお住いの地域の近くにないか、探してみてはいかがでしょうか。
どうしても場所がなければ、金で解決
いきなり何言ってるの?と思うかもしれませんが。
自宅は集中できない。大学やコワーキングスペースも近くにない。
でもとらなければならない資格がある。そういう場合は、「金」です。
つまり、資格の夜間学校に通うという方法。
講義を受けるというのがメインですが、たとえば通信講座部門を受講すれば、学校の自習室が自由に使えるというサービスもあります。
大原とかはまさにこの制度があります。
毎日通学したら、費用がバカ高いので、通信で一番安く費用を抑える。
あとは学校を図書館代わりに使えば、資格受験までの期間、勉強場所に困ることはないでしょう。
もちろん、通信講座のテキストも勉強には役立つはずです。
独学派の人にとっては、ちょっと抵抗があるかもしれませんが、場所の確保のために専門学校を利用するというのも手ですよ。