アトピーのせいで恋愛できない!男性はどう思っている?

アトピーがあったら、彼ができても一気に冷めてしまうのかな?

お肌がすぐに荒れたり、かゆくなったり。人によっては夜も寝れないくらい、つらい毎日を過ごしているかもしれません。

顔や全身・・人によってできる場所も、症状も違いますよね。でも共通しているのは「恋愛できないかも・・」という絶望感ではないでしょうか。

アトピーのせいで自分に自信がない、好きな人がいても恋愛に積極的になれない・・。

「もう一生、幸せになんかなれない・・」と心を閉ざしてしまった方も、いるかもしれません。

私は男ですが、アトピー持ちの女の子とお付き合いしたことがあります。その時の体験をもとに、「男性目線からみたアトピーの子」について、お話していきたいと思います。

1.男性から見て、アトピーの子はどう映る?

(ここからはストレートな表現が出てくるかもしれません。言葉にデリケートな方は、見ない方がよいです)

私は今30代ですが、24歳の時に同じ職場の19歳の子とお付き合いしました。

はじめはアトピーということを知らず、深い仲になってから「アトピーというのがあるんだ」と知った人間です。

彼女は全身だけでなく、顔にもでるタイプでした。妙に顔が赤い時があったり、頬の周りからポツポツが出ていることがあるなー、荒れやすいのかなくらいの感覚でした。

見た目と人当たりの良さがよくて、すぐ好きになりました。お肌の調子が悪くなる時があるんだなくらいで、まったく気にならなかったです。

今思えば、お化粧が薄かったのはアトピーでお肌が荒れていたからだったんだな、と思います。

常時出ているのでなければ、お肌がアトピーで荒れていても「大変だな」としか思いませんし、それが原因で恋愛対象外になることはありません。

付き合ってからアトピーを知らされた

何回かデートをして告白しました。その時に「私でいいの?」と何度も聞かれました。私はもちろんOKということを伝えましたが、なぜか彼女は嬉しそうではなかったのを覚えています。

彼女が私の家に遊びにきたときに、「実は私アトピーなんだ」って告白されました。服を脱いで全身をみせてくれて、肩の周りと背中のあたりに、皮膚が固くなっているような跡がありました。

「いや、俺は全然気にしないよ」というのは、心からの言葉でしたし、彼女が辛い思いをしていたんだなと思って愛しくなりました。

その子のアトピーの程度が、どの程度ひどかったのかはわかりません。もっとひどかったらひいていたのかもしれません。

でも、私は彼女が好きになりましたし、告白を受けてからも「愛しい」という気持ちが芽生えたのは事実です。それは同情ではなく、「彼女を守りたい」と思った瞬間でした。

残念ながら最終的にはお別れしましたが、アトピーもちの子と恋愛してきました。

2.伝えた方がよい場合、隠した方がよい場合

あなたがどれくらいの症状なのかは、わかりません。ただ、日によって出たりでなかったりするレベルであれば、相手はアトピーだということにも気が付きません。

「付き合う前に、アトピーであることを言っても大丈夫?」と不安になるかもしれません。ただ私の個人的な意見ではケースバイケースです。

私が付き合った子が仮に、付き合う前に「私アトピーなの」と告白しても間違いなく付き合ったと思います。

ただ、相手の男性がそこまで「好き」という気持ちが芽生えていない、「いい子だな」くらいのレベルで言うのは危険かもしれません。

愛情がしっかり芽生えていれば、相手の身体的特徴も受け入れていとおしくなります。愛情が芽生える前であれば、「重い」と感じてしまうかもしれないのです。

薄情な人とあなたは思うかもしれませんが、正直な感情だと思うのです。アトピーでない人は、いかにアトピーの人が大変な思いをして傷ついているのかに無頓着なのです。

片思いの相手からの好意を十分感じてから、伝えるのが理想

アトピーもちの女性が恋愛するには、基本的には「待ち」の方がいいと思っています。

待ちといっても、一切受け身になるのではなくて、積極的にかかわりをもったりアピールするのはいいと思うんです。

ただ、自分から告白するという気持ちは抑えて、「相手の男性から言われるのを待つ」ことをおすすめします。

相手の気持ちができあがらないと、せっかく成就する恋も実らなくなってしまいます。焦る気持ちはあっても、じっくり振り向かせるくらいが良いでしょう。

3.エッチするときはどうする?ひかれない?

「全身のアトピーがひどくて、彼に裸を見せられない・・」

嫌われたくない、ドン引きされないか・・といろいろ心配になっているかもしれません。たしかに他の人が自分の体を見たらどうなるか、不安です。

もちろんお付き合いした後の肉体関係・・という流れでしょうから、彼には愛情があります。

ただ事前に「アトピーだから・・」と一言いっておかないとびっくりしてしまうかもしれません。汚いなどと思う以前に、どう反応したらいいのかわからないという混乱を招く恐れがあるからです。

きちんとアトピーである旨を伝えて、どの程度のものがどの場所にできるのか、症状は良くなるのかずっと今のままなのか、をしっかり教えてあげた方がよいです。

私の場合はアトピーを告白されて、すぐその場所を見せてもらいました。戸惑いはあったものの、愛しい気持ちが芽生えて、きれいごとではなく愛情が深まりました。

正しい知識を伝えてあげましょう

彼がアトピーをみると、「どう彼女に接すればいいのか?」という疑問がわいてくると思います。

できればアトピーであることを告白したときに、一般の人が抱きがちな誤解を解いてあげることで、彼もあなたに接しやすくなります。

キスしてもうつらない

「彼女のことは好きだけど、でもうつったらどうしよう・・」と考える可能性があります。

“アトピーはうつらない”ということは、一般の人は知りません。キスしてもなめても大丈夫だということをしっかり伝えておきましょう。

場合によっては汁が出ることもあるかもしれませんが、それも大丈夫だと。

だからといって、「アトピーがあるところもキスしてね」と強要するのは止めましょう。

あなたが、どう感じているのか不安

男は「彼女自身が傷ついていないのかが、一番心配」なことなのです。

触られる、見られることが「彼に悪い」という後ろめたさなら、そんな罪悪感は不要です。その旨を伝えれば彼はホッとします。

反対に、見られることが「あなた自身のストレス」になるのなら、その意思をはっきりと伝えましょう。

真っ暗な中でエッチをするとか、お風呂も一緒に入らない、など彼は「どう気遣えばよいかがわかる」からです。

あなたが傷ついてほしくないのです、だから「あなた自身」がこのアトピーに慣れてしまっているのか、それとも見るたび心をえぐられそうなストレスになっているのか。それによっても、彼のあなたに対する接し方は違ってきます。

あなたが恐れているほど、世の男性は冷酷ではありません。しっかり伝えるべきことは伝えて、自分を目いっぱい愛してくれる彼を見つけましょう!