30代半ばの男ですが、20代の時におもいきってレーシックの手術を受けました。それから8年経過。術後から今までの状況について紹介したいと思います。
最近では「レーシック難民」という、後遺症があるけど治療法もないと悩んでいる方もいるようですが。何が原因でそうなるのか、本当にレーシックは危険なものなのか?についても調べてみました。
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レーシックを受けた体験談
日本でレーシックが始まったのが2000年と言われていますが、それから8年後に手術を受け、現在さらに
8年が経過しました。
2008年当時は国内でも40万人ほどが手術を受けていて、認知度としては徐々に広がりを受けつつある段階でした。わたしの周りには実際にやっている人はいなく、早いほうだったと思います。
ただ、その翌年に価格競争のなれ合いの果てにおこったレーシックの感染症の事件ですね。それからイメージが悪化し、2012年には20万人と急降下しているのですね。ただ、わたしの周りではレーシックをした人が増えている印象はあるのですが・・
手術を受けたのは錦糸眼科でした。懐かしいな-と思いホームページを見たところ、なんと「閉院」。2015年5月に終わったのですね。寂しい限りです。
閉院したということは、万が一何かが起こってもアフターケアが受けられない・・そういったリスクがあるのですね。
ちなみに、錦糸眼科でわたしが受けたのは「イントラレーシック」と呼ばれるものです。当時は両目で20万ほどかかりました。今のように、10万台で受けられるのが羨ましい限りです。
イントラレーシックとは、角膜にレーザーをあててフラップ(膜)を作り、フラップを開けて照射することで角膜の屈折力を変えて近視を治します。
現在も、このイントラレーシックが主流のようです。エピレーシック・ラゼック・iレーシックなどいろいろあります。
術後はどう?
見え方ですが、快適そのものです。8年前は、1.0くらいしか見えなかったのですが、今ではなぜか1.5くらい見えています。手術を受ける際に、あまり度を上げすぎると目が疲れるからと言われて、抑えめにしたのですが・・いまだによくわかりません。
目の疲れやすさは、術前とほとんど変わりません。普段からPCに向かう時間がほとんどなので、疲れているといえば疲れている。それは昔も今も変わらずです。
レーシックをしてから、ライトがまぶしく感じるようになりました。グレアと呼ばれる現象のようですね。なので、夜間の車の運転は若干辛いです。対向車のライトがすべて遠目に感じてしまいますので。
違和感を感じるくらいなので、運転自体ができないとか操作がおかしくなるということはありません。敢えていうのであれば、グレアの症状がずっと続いています。
わたしが手術を受けたイントラレーシックは、目の使い方が悪いと近視戻りがあるようです。なので、眼科から指定された度数の眼鏡を、近場を見るときだけ付けています(1時間以上とか、連続で目を使う場合)。
当時はリスクをじっくり吟味することなく、とにかく「目を良くしたい!」という一心で決めました。結果的に後遺症と言えるほどのこともなく、失敗ではなくむしろ成功の分類に入るのかな-と思います。
ただこれから受ける方は、事前にリスクを知った上で決断される方が後悔が少ないと思います。ただし快適さを手に入れるには、常にリスクを背負い込む覚悟を持たなければならないというのがわたしの持論です。
一般的に想定されるリスクは?
わたしの実体験を先にお話しましたが、一般的にレーシックを受けるとどのような後遺症や合併症があるのでしょうか。
レーシックによる後遺症を感じている人は、全体の4割いると言われています。このように書くと、レーシックってやばいんじゃないの?と思うかもしれません。ですが患者さんの自己申告なので、とても後遺症とはいえないものまで後遺症と申告している可能性があるのです。
そう考えると、こうした割合やパーセンテージというものの信憑性はあいまいと言わざるをえません。
それよりも、どういった症状が起こるのかについて、紹介していきたいと思います。
ハロ・グレア
起こるリスクが、他の症状と比べると高いです。実際わたしもグレアにかかりまして、現在も残っています。
レーシックをすると、角膜の屈折を矯正して近視は良くなるのですが、入ってくる光が乱反射しやすいというデメリットがあります。
ハロとは光がにじんでみえる現象で、グレアは光が通常よりもまぶしく感じる現象です。夜間の車の運転や歩行などで、違和感を感じやすいという欠点を持ちます。ただ多くの場合は、時間の経過とともに治っていきます。わたしのように治らないケースはマレのようです。
ただ、車の運転ができなくなるほどではないので、レーシック難民とまでは行きません。ただこのリスクは、レーシックをやる以上ある程度は受け入れる必要がありそうです。
角膜がずれてしまう
術後間もない人に起こるケースとして、目に衝撃が加わってしまうとフラップという蓋がずれることがあります。
殴られたり、事故で目を強打したりすると術後数年経過したとしても、フラップがずれてしまいます。そうなると視界がゆがんでしまい、日常生活が困難になります。再手術が必要になるでしょう。ただ失明の可能性はあり得ませんので、最悪の事態までは心配されなくて大丈夫です。
常に目が疲れてしまう
これは手術前に、眼科側と十分に打ち合わせをしないとこうなります。いわゆる「過矯正」といって、視力を浴しすぎることによって、目の疲れが慢性的に出てしまうことがあります。
視力を良くした人ほど、近場を見た時に毛様体の筋肉を使います。その結果、疲れ目、頭痛、肩こりとかを発症しやすくなるのです。
敢えて近場で目を使って、自力で視力を落とすという手も無くはないですが・・
近視が再発するリスク
レーシックは何年もつのか?と不安になる方が多いようですが。効果そのものが数年で無くなることはありません。ただ、手術後の目の使い方が悪い(パソコンやスマホのしすぎ)などで、近視が再発することはありえます。
一度良くなったからといって、目のケアを怠ると再びもとの状態に戻るので注意が必要ですね。
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