「あれ、もしかして俺・・他の男子より胸が大きい?」
ふと気づいてしまったあなたへ。
世の中には知らない方が良いこともあります。気づいてしまいましたか・・
わたしは30代、オスのサラリーマンなんですが「胸が人より大きい」です。
筋肉がついてムキムキだと胸は大きくなりますが、女性のように「ふっくら」しているんですね。
実はお相撲さんを見たら、何人かに1人の割合で「女性みたいな胸」をしている人がいます。
そう、これって珍しいことではないのです。でも恥ずかしい・・
「女性化乳房(じょせいかにゅうぼう)」と呼ぶ現象なのですが、これってどうして起こるのか。
また胸を正常に戻すことはできるのか?いろいろと調べてみましたので、参考にしてみてください。
1.どうして胸が膨らんでしまう?
敏感な男子であれば、学生時代に体育の授業で着替える際に、コンプレックスを感じる人もいるようです。
これ、見つかったりしたらかなり恥ずかしいですよね。
プールの授業とかだと、最悪です。
わたしの職場の後輩君なんかは、「ロケットおっぱい」なんてあだ名がついていたりして学生時代大変だったらしい(汗)。
下手すりゃ「いじめ」の原因にもなってしまいますよね。
もともとの原因は「乳腺(にゅうせん)」と呼ばれる組織が発達し、膨らんでしまうことによるもの。
女性ホルモンの割合が高い男性に起こりやすいと言われています。男性はテストステロンなどの男性ホルモンが優勢なのですが、どんな男性にも女性ホルモンが存在します。
人間は誰しも男性ホルモンと女性ホルモンを持ち、その割合は人によって異なるのです。
先天的な「異常」というわけではないのです。
主な原因として
・先天的なもの(女性ホルモンの割合が多い)
・思春期による、一時的なホルモンバランスの乱れ
・単純に太っている
・薬の影響によるもの(育毛剤や胃腸薬、抗鬱剤の影響)
⇒ステロイドが入っているとホルモンバランスが乱れることがあります
・病気(甲状腺・肝機能)
ほとんどの場合は「女性ホルモンが多い」or 「単純に太っている」ことが考えられます。
前者を「真性女性化乳房」、後者を「偽性女性化乳房」といいます。偽物みたいに言われるのもどうかと思いますが(汗)
思春期による一時的なものだと、いずれ治るので我慢すれば大丈夫です。
皮下脂肪が大きくて太っている人は、痩せることで解決します。いわゆる「お相撲さん太り」なんですよね。この場合は、脂肪吸引という手もあります。
詳しくは追って紹介します。
2.女性化乳房は、そのまま放置しても大丈夫?
そもそもこの「女性化乳房」、ほったらかしにするとまずいの?
基本的に、放置して大丈夫です。もちろん見た目が恥ずかしい・・という問題をクリアできればの話ですが。
リスクは0ではありません。今の状態は、乳腺が発達しているので乳がんになる確率もあります。
ただし女性に比べると乳がんになる割合は0.5%(全国乳がん患者登録調査報告書より)と言われています。
乳がんのリスクは極めて低いものと考えて下さい。
胸を触るとしこりがあり、大きくなっている。胸が痛くなってきている。
など明らかに違和感を感じる症状が起こりますので、その場合は早めに病院に行くと良いかもしれません。
3.女性化乳房を、根本から治す方法
社会人になると、胸が大きいことでダイレクトにからかわれたりしませんが、それでも海やプールに行くのが恥ずかしい。
夏場だとTシャツから乳首が透けて見える。乳首が大きいからこすれてかゆくなることも。
まあ開き直れば良いのかもしれませんが・・いったいどうすれば、この恥ずかしい状況から脱出できるのでしょうか?
胸を鍛えたら治る?
脂肪でブニブニの胸だから、大胸筋を鍛えて筋肉でカチカチにすれば良いのでは?という疑問は当然あります。
それこそジムにいってベンチプレスとかすれば良いワケですから。どこまで続けられるかは置いておいて。
結論からいいますと、胸の筋肉を鍛えても「胸のふくらみ」はなくなりません。
人間の体は「皮膚・皮下組織・筋肉」の順番に積み重なっています。
一番下側にあるのが「筋肉」です。乳腺は皮下組織にあるので、”筋肉の上に乗っている”イメージと考えればわかりやすいでしょう。
つまり筋肉を直接鍛えても、乳腺の土台が固く盛り上がるだけで、まったく意味がありません。
むしろ乳腺の膨らみがさらに押し上げられて目立つようになります・・
「よっしゃー鍛えてやる!」と、意気揚々に構えていても自爆します。人間の体ってうまくできていないのです。
手術する
遺伝的要因の方も、太って胸が大きい方も、どちらにも適用する方法です。
美容整形による治療があります。言わずもがなですが、それなりに費用はかかってしまいますが・・
「真性女性化乳房(遺伝の影響)」の場合は、乳腺を取り除くことで膨らみを無くします。
手術と言っても大がかりなものではなく、日帰りで終わるようなものです。
乳輪のあたりを5~10センチほど切開して、不要な乳腺を除去。大抵の場合は全身麻酔で眠っている間に行うので苦痛もないようです。
「犠牲女性化乳房(太っている)」の場合は、脂肪吸引法により治療をします。
脇腹に小さな穴をあけて、吸引するための管を挿入します。そこから余分な脂肪を吸い上げていくようです。こちらも日帰り手術です。
手術後1週間は、運動をしてはいけない。内出血が起こることがある。術後はテーピングで固定するという、日常生活に若干不便が起こるかもしれません。
気になる費用ですが、どちらの場合も保険適用外です。真性の場合は厚みによって異なりますが50~70万円。
偽性の場合は30~50万円が相場です。
お金はたしかに高いですが、本気で治したい人にはこの方法がベストと言えるでしょう。
病院に行く
乳腺外来を探して行くことになりますが、直接治療を受け付けているところはありません。
あくまで乳がんの可能性がないか、他の疾患が隠れていないかを調べるためのものです。
目視や触診、エコー検査を医師が行い、後日に診察してもらうだけです。
乳房に異変を感じたら、行くようにした方が良いかもしれません。
ブラジャーで隠す・目立たなくする
お祭りで裸の男性がお腹に巻いているような、「さらし」を胸に巻くというのも一つですが脱着が面倒です。
男性用のスポーツブラというのも一時的ありましたが、売れ行きが悪いのかメーカーでも発売中止が相次いでいます。
今は「男性用のメンズブラ」というものがあります。
見た目はまんま女性用のブラジャーで、ふくらみを抑えることができます。
ただし・・
「服の上から、”ブラひも”がポコッと浮き出る」というリスクと、もともとが「女装目的・ブラをつけて安心したいという性癖の人」が使うものです。
あまりおすすめはできませんが・・胸のふくらみを何とかしたいなら、選択肢の一つに入れてみるのもアリかもしれません。
お腹周りを引き締めて「鍛えている風」に見せる
「加圧シャツ」というのをご存知でしょうか?着ているだけで体に圧力をかけて、筋肉を引き締めるものです。
加圧シャツでお腹周りを引き締めることで、胸が多少膨らんでいても「鍛えている風に見せる」ことができます。
お腹がゆるんで、胸がふくらんでいると目立ちますが、腹筋がしまっていれば目立ちません。
加圧シャツは胸にも圧力がかかるので、ふくらんだ胸をおさえる効果もあります。
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