治験のアルバイトはやるべき?高収入の裏に隠れた実態とは

短期で高収入が得られるアルバイトとして、治験があることを知りました。お金になるんなら、仕事休みの時にサクッとできないかなと思い色々と調べてみることにしました。

わたしが実際に調べてみたこと、他にみなさんが疑問に思っていることをまとめてみました。治験ってよくわからないけど、興味がある・・という方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

どれくらいお金を稼げるの?

短期高収入のお小遣い稼ぎとして、結構目にする機会が多い「治験」。楽して稼げるという噂もあり、怪しいな―と思いつつも、かなり興味をそそられました。

治験は通院タイプと、入院タイプの2つに分かれるようです。治験とは具体的にどんなものかは、追って紹介することにしますね。

通院タイプだと、相場は1回の通院につき、5,000円~10,000円です。薬代はただで、お金をもらえるからおいしいですよね。ただ、通院代と診察代は自費負担のようで、もらえる金額からマイナスされると考えておきましょう。

入院タイプ。治験でお金を稼ぎたい人は、このタイプが最もお金が良いです。1泊するごとに、15,000円~20,000円が支給されます。病院の一室に泊まり込みなので、宿泊費はなし。3食しっかりつきますので食費はゼロ。

入院の場合は、あらかじめ入院期間が決められています。2泊3日のものだったり、長いものだと14泊15日のものがあったりします。その時の募集内容次第です。

単純計算しても、14泊で2万なら、28万ですからね―。そりゃ、人気もあるわけですよ。

治験ってどんなことするの?

実際、どんなことをするのでしょうか。そもそもの目的は、国の医療に貢献するというものです。まだ世に出ていない未認可の薬があって、厚生労働省の認可を得るにはデータが必要になるんですね。

お金の「ワリ」が良いので、アルバイトと呼ばれることが多いです。実際はボランティアに対する協力費(負担軽減費)として、支給されるようです。

実際に人間に投与して、血液の数値ははこうで、副作用と思われるものはうんぬん・・という報告書を作るようです。この生データを一定数とる必要があり、これは机上の空論ではダメということらしいのです。

そのための被験者というか、言葉を悪く言えば人体実験を受けるのが「治験」なのです。そう聞くと、体がおかしくなるリスクがあるのではないか、と不安になりますよね。

いくら開発途中の薬とはいえ、何回も実験に実験を重ねて残った薬です。もし万が一、治験の薬が原因で死亡者や重大な後遺症が出たら、製薬会社も病院も一瞬で終わりになりますよね。そんなことは簡単にはあり得ません。

ただまったくの0パーセントではありません。0.0・・という極めて低いパーセンテージ。その副作用も、人体に重大なリスクが起こるようなものを考えると、さらに低くなるわけです。交通事故に遭う確率よりはるかに低いものです。

絶対じゃないと、わたしは試さない!という慎重派の方には向きません。このリスクを受け入れられる方が、短期高収入を得られる権利を有するわけです。

実際に体験した人の感想は?

治験に参加した人のブログだったり、体験談を記した書籍を読んでみました。中には治験だけで1,000万以上を稼いでいる「プロ治験」と呼ばれる人もいるようですね。

治験は人気が高いらしく、何倍もの狭き門をくぐって、あとはひたすら採血に耐えなければならないと言っています。1時間おきに、注射をして薬の効果をたしかめるので、だんだん刺すところがなくなって、大変のようです。

看護士さんとの出会いとか、治験者同士の出会いなんかもないのかな―と期待しますが、実際はないようです。あくまで看護師さんは事務的で、一般的な治験は男が対象で、女性と混合で行うのはないのだとか。

注射の時以外は、自由に何していてもいい(ただし病院からは出られない)。ゲームしたり、試験勉強したり、テレビ見たりと思い思いの時間を過ごせるようです。

あとはご飯たべて、採血して、投薬して・・という繰り返しになるそうです。それほど退屈はしなさそうです。終われば大金が待っている、という流れです。

どこで治験を探すの?

実際、どこで治験の募集をしているのでしょうか?これは私も、疑問に思っていました。

病院に直接、治験の募集をしているというパターン。ネットで治験情報を探すパターンの2つがあるようです。

前者ですと、その病院にしかない掘り出しものの治験があるのがメリットです。ただ、一回一回確認するのが手間なのがデメリット。

ネットで治験情報を探し、そこから申し込みする。それが主流のようです。「治験仲介サイト」というのがあります。病院や製薬メーカーから依頼を受けた会社が、ネット上に募集を出して、一般から治験希望者を募るというものです。

仲介サイトは、複数の病院の情報を一度に利用者が確認できるので、効率が良いです。サイトを見て、よさそうなものがあればネットを通じて申し込みをする。その後、指定された病院で検査を受け、あとは病院側とのやりとりになります。

仲介サイトはいくつかあるのですが、なかには詐欺まがいのところもありますので注意したほうが良いです。国内大手で安心できるのは、「生活向上WEB」と「V-NET」「JCVN」の3社です。

扱っている情報は、サイトによって異なりますのでチャンスを広げたい方は複数登録をするのがよいでしょう。ただ実際に申し込めるのは1つの治験案件のみです。同時期に複数の治験をかけもちすることはできないのです。

じゃあなんでやらないの?

・・という突っ込みを受けると思いますので、お答えします。これだけ書いておいて何ですが、怖いんです・・というのは嘘です。

基本、注射が苦手なのと、確定申告がめんどいから。だから見合わせています。わたしの場合は。

サラリーマンなので、確定申告の問題があるから参加するのに躊躇しています。基本の確定申告は、会社が行いますが、給与収入以外に副収入を得るとなると雑所得扱いとなり、その分の申請は自分で行わなければなりません。

20万以上の副収入があると、確定申告をしなければならないんですね―。住民税と源泉税を納めなければなりません。その際に、会社に請求が間違ってもいかないようにするなど、いろいろ大変なんです。