職場に全然仕事をしない人間がいて困る。どういう神経をしているんだか・・
私は4つの会社を経験していますが、どこの職場でも必ず1人は「仕事をしないヤツ」というのがいました。
こっちは一生懸命仕事をしているのに、そういう人間がいるとばかばかしくなってしまいます。
でも大して給料は変わらない・・世の中って不公平だなとも思いました。
毎日、その人間のことが気になってしまいませんか?この記事を書いている今でも、思い出すだけでイライラします。
・仕事をしない人間は、どういう心理なのか?
・ずる賢い人間には、どう対処していけばいいのか?
について、お話ししていきたいと思います。
1.仕事をしない人の心理・特徴3つ
手抜き・サボリ魔さんの頭の中は、果たしてどうなっているのでしょうか?考えられるのは次の3つです。
●根が不真面目、いい加減
●無駄なことはしない、合理的
●会社をなめている
根が不真面目、いい加減
悪気や悪意はないけど、「そういう人」なのです。
世の中にはあなたのように「しっかりした、真面目な人」ばかりではないということです。
「いい加減で、何でも適当でいいや」と思っているような人。
怒られるけど、あっけらかんとしている。ある意味メンタルが強いとも言えます。
彼らは私たちがどれだけ頑張って苦労していても、後ろめたさを感じていません。「何も感じない」のです。
同じ職場で働いていることで、自分まで「しょもうない人間の仲間」だと感じて屈辱的になるかもしれませんが・・
そもそも会社は、いろいろなタイプの人間がいるものです。
学校とは違い、生活環境も年代も違うので「この人、宇宙人!?」みたいな人に遭遇するものだと割り切るしかないでしょう。
世間のニュースを見ると虐待だのひどいことが起こりますが、『人種が我々とは違う』のです。
無駄なことはしない、合理的
「やってもやらなくても給料に影響しないから、やらない」
極めて合理的な考えをするタイプです。「ずる賢い」とでもいいましょうか。「根が不真面目」タイプよりもある意味、厄介かもしれません。
めんどくさい仕事は自分で一切手をつけない、誰かがやるだろうと放置。人にお願いされても、手間がかかるなら理由をつけて断る。
数字のノルマがある営業マン、日々の入出金や締め作業がある経理ではなく、サポート的な部署や何かに追われることがない職種の人に多くいます。
がんばっても給料が増えるわけではない。できるだけ手を煩わせずに、定時になれば帰ればいいとう無責任タイプです。
たいていは、頑張っている人に『しわ寄せ』が来てしまうので、「たいした給料が変わらないのに・・」と不満がわいてきます。
「自分さえよければいい」が根本にあるので、かなり手を煩わせるタイプです。
会社をなめている
世の中を、会社をなめているタイプ。「上にはごますり、下には強気」というのがモットーです。
●社長のコネで入社
●会社のキーマンから、気に入られている
●部下が年下ばかり
というバックボーンがあるので、好き放題やっていられるタイプです。
こちらが指摘しても、「上司や社長」という『後ろ盾』がいるので、上の人間に相談しても泣き寝入りだけ・・というパターンになりがち。
自分の好き勝手やり、仕事はさぼる。下っ端の人間には偉そうに接するという「裸の王様」状態です。
では、こうした「モンスター社員」には、どう対抗していけばよいのでしょうか?
2.仕事をしない人の対処法4つ
3つのタイプについてお話ししてきましたが、対処方法はいくつかあります。
●自分の仕事にだけ集中する
●「自分の会社の人間ではない」と考える
●あえて仲良くなる
●原動力にする、反面教師にする
自分の仕事にだけ集中する
一番の理想は、「相手の存在を気にしない」ことです。そのためには『自分の仕事だけ考える』こと。
相手を視界に入れる、相手のことを考える前に自分がやるべきことに集中するのです。
・「今、この仕事をやる」と心の中でとなえる
・「●時までにやる」と強制的に締め切りを作って集中
・相手のことが気になったら、すぐ意識をそらす
特に効果的なのは、気持ちが乱れたら『手の指を机において、指先が机に触れている感覚を感じながら、10数える』ことです。
「嫌な気持ち、怒りに支配されていた頭の中をリセット」して、同じことを考えないように中断させる効果があります。
机でなくてもいいです。指と指同士を触れさせるとか、自分なりの「儀式」を作っておいて、心が乱れたら実践しましょう。
「自分の会社の人間ではない」と考える
「身内=自分と同じ職場の人」と考えるから、許せなくなるのです。
「この人間は、得意先から出向された人間だ」
「社長の親戚の人が、たまたま職場に遊びに来ている」
「仕事状態をチェックする、覆面調査の人だ」
「人間ではなく、”人間のような生き物”に見えるだけ」
一緒に仕事をしている「同士」ではないと思うことで、その人間と「心理的な距離」を作ることができます。
イラっとしたり気になったら、『大丈夫。この人間は●●だから』と何度も心の中で唱えましょう。
あえて仲良くなる
もし、嫌でも毎日コミュニケーションをとって、一緒に仕事をしなければならない場合。
人間は、相手を嫌うとますますその人のことを意識してしまいます。反対に「相手のふところに飛び込んでみる」というのも一つです。
この手のタイプの人間は「戦おう、価値観を改めてもらう」ということは効きません。だからこっちも馬鹿になって、仲良くなってしまうのです。
もしかすると仲良くなって、その人間の「意外な良さ」を知ることができるかもしれないし、こっちに協力的になるかもしれない。
あるいは、仲良くなれば「さりげなく嫌みをチクリと言える」ようになり、ストレスを溜めずに仕事ができるようになるかもしれません。
原動力にする、反面教師にする
「この人間は、自分のメンタルを鍛える生きた教科書」とプラスにとらえるのも一つです。
自分が嫌うと言うことは、「こうなってはいけない」という自分への戒めのために出会った人なのかもしれません。
反面教師にして、自分は社会人として仕事をするにあたって、人から尊敬されるような人間になると心に誓うのでもよいでしょう。
馬鹿な親から立派な子供が育つように、自分の心がけ一つでは「素晴らしい人間になるチャンス」があるのです。
3.相手は変わらない。変えられるのは自分の考え方
どうしても「仕事をしない、サボる」人間と同じ職場にいると『不公平感』が生まれてしまうものです。
実際はどこにいってもこのような「人種」がいます。やるせなくなりますし、バカバカしさやイライラとの戦いになってしまいます。
そこで、「仕事に対する考え方」を少し変えてみるのも一つです。
仕事は、頑張った分だけお給料をもらうところ?
そもそも、何のために会社でお仕事をしているのでしょうか?
もちろん人によってさまざまですが、「やりがい」のほかに「生きていくためにお金を稼ぐところ」という方が多いかもしれません。
たしかにお給料をもらうところなのですが・・
残念なことに「頑張った分の見返り」として、お給料がもらえるわけではないのが現状です。
なぜなら、サボってまったく仕事をしない人も、どこの会社でも1人や2人いることが多いからです。
ここで少し、発想を変えてみませんか?「仕事をするのは、”我慢賃”」だということに。
理不尽なことに我慢して我慢して、その見返りとしてお給料をもらうと考えれば、少しは割り切れるかもしれません。
●一生懸命働く人は、「苦労して」お金をもらう人
●サボっている人は、「汚いお金」を稼ぐ人
という違いがあるのではないでしょうか。
私たちは真面目にやって、時にはサボっている人のしわ寄せも受けつつ、「汗水たらして」もらった貴重なお金なのです。
サボって楽してお金を稼ぐ人は、「あぶく銭」を稼いでいる可哀そうな人なのです。
お金の「価値」も「ありがたみ」もわかっているのは、ほかならぬ私たちなのです。だから適当にやっている人とは違うんだと割り切ってしまいましょう。
もしもこの考えに納得できないのなら、「怠け者・ずるい人」がいない職場に転職するしかないと思います。
まずはやれるだけの対処をして、それでも我慢ができなければ職場を移ることも検討してみてはいかがでしょうか。