スマホはなぜ高い?通信費の払い過ぎに疑問を感じている方へ

ドコモとかauのスマホ代って、高すぎない?ぼったくりなんじゃないの?

ガラケーからスマホに変えてきた私は、昔と比べて通信費がかなり高いことに気づいてビックリしています。

ガラケー自体の、倍近く払っているんじゃないだろうか。これはどう考えてもおかしい。

auとかソフトバンクとかのCMが流れてくるたびに、広告宣伝費をたんまり使う余裕あるなら、少し通信費安くしてほしいとイライラします。

ガラケーには戻れなさそうだし、格安SIMとかも面倒くさそう・・

スマホって、なんでこんなに高いの?
みんな、格安SIMに移っているの?
通信費を安くするには、どうすべき?

について、調べてみました!

高い料金に不満を感じつつも、具体的にどうすればいいの?と腰が重い方の参考になれば幸いです。

スマホの料金(通話・通信・本体代)が高い理由

スマホの料金は

●本体代
●通話料
●通信料(オンション料)

の3つに分かれます。それぞれについて、「ナゼ高いのか」についてお話します。

本体代はなぜ高い?

ガラケーとスマホ。昔と違って本体代金の大幅値引きによる販売促進がなくなったにせよ、スマホ本体って高いですよね。

iphoneの最新機種だと9万10万近くするものもあったり。アンドロイド端末でも、5万クラスが標準になっています。

どうしてガラケーよりも高くなっているのかというと、「そもそも役割が違う」のです。

ガラケーは「電話+おまけでネット閲覧」。br />、
スマホは「パソコン+おまけで通話」なのです。

スマホのことを携帯電話とも呼びますが、ほとんど中身は「パソコン」と変わりません。画面が小さいだけの「ミニパソコン」ともいえるでしょう。

スマホ=パソコン

●高機能なアプリを動かす
●リアルな画質のゲーム
●youtubeなどの動画の閲覧、映画配信サービスの普及

パソコンと同じく、スマホ本体にメモリやCPUなどの処理装置が必須になっています。

パソコンだって、そこそこのものを買おうとすれば10万~15万円くらいはかかってしまいます。スマホも似たような状態なのです。

厄介なのは、「アプリやゲームを使っていない人」も同じく搭載されているというところなのです。「使わないと損」と言ってもいいかもしれません。

大手キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)のスマホを持つユーザーの「宿命」と言えるかもしれません。

通話料はなぜ高い?

スマホもガラケーも、基本的な通話の仕組みは同じです。スマホだけが特別な電話回線を使っているわけではありません。

通話するときは、発信者の近くにある「基地局」から電波が流れ、受信者の近くの「基地局」から電波をうけて通話が成り立ちます。

仕組みはかわらないので「スマホにしたからといって、通話コストが増えるわけではない」ということなのです。

ですが、ガラケー自体より明らかに通話料金は値上がりしています。ナゼでしょうか?

料金が高くなっているのではなく、「スマホだと安い料金プランを選べなくしている」だけなのです。

「かけ放題」が標準搭載になっています。いってみれば、かけ放題のみにして、「電話を使わない人が、電話をよく使う人の分も負担」しているのです。

不公平な仕組みです・・

ガラケー時代のように、「使用料に応じて、細かいプランを選べる」ということがないので、頻繁に使わない人には割高になっています。

~ちなみに~

一時的、携帯電話の電波はペースメーカに影響があるので、公共の乗り物や病院などでの使用は制限されていました。

ところが総務省が「携帯電話がペースメーカに影響を及ぼす可能性は限りなく低い」との発表をしてから、使う場所の制限は緩和されました。スマホも同じ理屈です。

通信料(オンション料)はなぜ高い?

今も昔も「パケット代」はかかります。ネットを使って、データ通信をやりとりするためにかかるものです。

データ通信は、使う量に応じていくつかのプランに分かれますが、一番安いプランでも固定で3500円(ドコモの場合)が定額でかかります。

3500円で2GBの容量ですので、動画を見るには不十分ですし、ネットとラインがメインの人にはこれでも十分ですが・・

黙っていても、パケ代がかかる仕組み

iphoneもandoroid携帯もさまざまなアプリが登場しています。ただそのおかげで、使っていない間も最新のデータをダウンロードしているため、一定のパケット代がかかっているのです。

とにかく、最小限の料金で済ませようと思っても通話料+通信料(パケ代)だけで6000円以上かかってしまう計算になります。

これにオプションや携帯の分割払い代がかかるので、節約しようにも節約ができないのです・・

使わない人ならガラケーで月3000円前後で済むのに、スマホだと簡単に倍以上かかってしまうという現実があります。

スマホからガラケーに戻すのはどう?

「料金を安くしたいから、ガラケーに戻すのはアリなのかな?」

スマホの便利さ快適さを感じない方であれば、ガラケーに戻した方が節約になりますよね。

ですが・・今からガラケーに戻すメリットはほとんどありません。

●ガラケーの端末を入手するのが大変(キャリアでは取り扱っていない)
●ガラケー新規で申し込んでも、昔のような安いプランは適用にならない
という現実が待っています。

要は、ドコモにせよソフトバンクにせよ「ガラケーに戻して、携帯料金を落とさせたくない」のです。

●自分で中古のガラケー機種を買って
●ドコモショップに端末もちこみで契約
●パケ代は一番安いものにする

というハードルを越えても、今度は通話料が高いプランへの加入が義務付けられていたりと、一筋縄ではいかないのです・・

格安SIMにみんな切り替えてるの?

ガラケーに戻るのは厳しい、となれば「格安SIM」という選択肢になります。

CMでも放送されていたり、ニュースでも何かと目にする「格安SIM」ですが、実際のところどこまで普及しているのでしょう。

格安SIMが登場してから時間もたっていますし、料金も2分の1、3分の1になるという宣伝もあるのでさぞかし変えている人が多いかと思いきや・・

格安SIMに切り替えた人は、まだ『1割ちょっと』なのです!

15歳~69歳の男女42,784人を対象に、メインで利用している携帯電話・スマートフォンの通信事業者を聞いたところ、「docomo(32.3%)」「au(28.9%)」「SoftBank(23.2%)」と大手3キャリアを合わせると84.4%、「Y!mobile」が3.9%、「MVNO」が8.5%となった。サブキャリアブランドの「Y!mobile」と「MVNO」を合わせると12.4%となった。

MMD研究所による、格安SIMサービスの利用動向調査より

この結果、どうでしょうか?私個人的には「思ったほど普及してないなあ」と感じました。

電力自由化の時と違って、明確に「料金が安くなる」というメリットがあるにも関わらずこの結果です。

いったい、どのあたりがハードルになっているのだろう?と思いインターネットを使ってアンケートをとってみました。

クラウドワークスという所を利用し、20~60才の男女50名に聞いてみました。

「今ドコモ・au・ソフトバンクをお持ちの方へ。格安SIMに切り替えようと思っていますか?NOならその理由もおしえてください。」

Q.「格安SIM」に切り替えようと思っていますか?

●YES・・6名
●NO・・44名

Q.(NOの方へ)格安SIMにしない理由をおしえてください。

●どの格安SIMがいいのか、調べるのが面倒
●手続きが面倒くさい
●解約手数料がかかるからしない
●ドコモを持っていると安心
●周りに店舗がないのは不安
●安い分だけ、どこか欠点があるのでは?と勘ぐってしまう

※同じような回答は、集約させました

「手続きが面倒」「今の携帯を解約できない」「大手携帯会社の方が何かと安心」という3つに集約することができました。

料金の安さが魅力でも、今一つ踏み切れないという方が多いという状況なのです。

まだ1割程度しか普及していないのであれば、「やっぱまだ待つべきか・・」と思う方も少なくないかもしれません。

毎月の携帯代の高さにはガッカリしますが、それでもガマンするという選択肢もありなのかもしれませんね。

実は私も、格安SIMだと生活費が抑えられるので魅力を感じていますが、切り替えると何かと不便だろうな・・と二の足を踏んでいます。

カンタンに戻せるものではないだけに、慎重にいきたいものです。

格安SIMのデメリットって、何?

●本体の機種のスペックが低い、見た目も機能も今一つ

●大手キャリアの通信回線を借りているので、通信速度が弱いことも

●故障時、不具合時に相談できる店舗がなく、ネットで手続きが必要

●テザリング(パソコンと繋いでデータ通信)ができない機種もある

●無線LANと記載がある公共の場所でも、使えないことがある

●周りがキャリアだらけだと、格安SIMを使っていることが恥ずかしくなる

余計な出費を減らすには、スマホよりも「アレ」の方がカンタン

毎月の生活費を、もう少し抑えたい。

スマホ料金が高いのでどうしても目立ちますが、もっと他にも「カンタンに見直せる」ものがあります。

あとは「光熱費」が選択肢に浮かぶかもしれませんが、
●電気代は、せいぜい月数百円レベルしか安くならない。
●ガス代は、手続きがやや大変。

実は「スマホ代」「光熱費」以外にも、「保険」を見直すという方法があります。

昔に言われるがままに生命保険を契約して、とりあえず毎月支払っていませんか?だとすれば、保険の見直しをすれば簡単に月額の支払いを安くできます。

実は10年以上前に契約した保険料は「余計な特約」「不必要な手厚い保障」がついているケースが多く、保障レベルを下げずに保険料を下げることは難しくないのです。

専門のファイナンシャルプランナーに相談すれば、こちらは細かい知識を身に付けなくても、最適なプランを提案してくれます。

一度面談するという手間を除けば、スマホのように「乗り換えた後の不具合」があるものではないので、気軽に支払いを落とすことができるのです。

相談は無料ですので、一度相談してみることをオススメします。プランがよければ、そのまま切り替え手続きも代行してくれるので楽です。