逆流性食道炎で飲む胃カメラの疑問・不安に答えてみた

逆流性食道炎かもしれない・・と不安になっている方へ。胃カメラってやっぱり飲まないと駄目なの?治らない?辛いの?いろんな疑問があると思います。

実際にわたしは、逆流性食道炎の治療を受けて完治しました。その時に”さんざん”胃カメラを経験してきましたので、気になる疑問にすべてお応えしていきたいと思います。

できれば胃カメラなんて飲みたくない!でも気になる・・そんな方に、対談方式でまとめてみました。実際に誰かにインタビューを受けているわけではなく、自作自演ですがw

自分自身にインタビュー

質問者(以下、Qにします):そもそもなぜ逆流性食道炎だと思ったのですか?病院に行ったきっかけは?

わたし(以下、Aにします):もともと営業職でストレスが多い生活を送っていました。もともと胃が強い方ではなかったのですが、ある日を境に、朝起きたらおえっとなったのをきっかけに、病院に行き「逆流性食道炎」だと知りました。

Q:おえっとなる、具体的な状況を教えて下さい。

A:朝起きて、支度をしますよね。歯を磨こうと洗面台に立った瞬間、胃液のような酸っぱい物がこみあげてきました。吐き気がしたので、我慢するために何度もゲップをしました。

A:顔を下げると再び胃液が出てきそうになるので、あごを上げながらできるだけ下を向かないようにして、歯磨きもささっと済ませるような感じでした。

A:家を出ても、歩いていると吐き気がこみあげてきて、途中で何度も立ち止まりました。とにかくゲップをしたら症状が治まるので・・電車に乗り始めたら、徐々に症状は落ち着いて来ました。

A:その後は、お昼ご飯も普通に食べられて、夜も何の問題もなく。

Q.病院ではどんな風に診察があったのですか?

A:近所の内科に行き、症状を話したところ「逆流性食道炎だね」って言われました。食道が荒れている可能性があるから、とりあえず胃カメラを飲んでもらいましょうと言われ、2週間後に予約をさせられました。

A:先生から詳しい説明がなかったので、自分で調べてみたところ、逆流性食道炎はストレスによって胃酸が食道に上がってきて、炎症を起こした状態のことを指すようです。

A:本来は胃酸が上がって来ないように、「下部食道括約筋(LES)」という食道の下にある筋肉がブロックするのですが、ストレスで自律神経が乱れると、その筋肉の機能が低下するようです。ストレスで胃液が増えることも、症状が悪化する原因とのことです。

A:朝起きたら吐き気がするのは、寝ている時に体がフラットな状態になるので、胃酸が食道に上がってしまうから。起きていると重力に負けて、徐々に胃酸は下がっていくので、症状も良くなるようですね。

Q:胃カメラってどんな感じなの?怖いです・・

A:わたしもいつの間にか日程が決められたので、何となく胃カメラを受けた、というのが正直な所です。はじめは口から行いました。口を広げるマウスピースのようなものをつけて、あとはスプレーみたいなものを喉に。麻酔のような感じで、じわっとした感触がありました。

A:いざ、カメラ挿入。めちゃ苦しい・・胃の中には何もない状態で検査するので、嘔吐物が出ることはないのですが、「おええええっ」っていう強烈な嘔吐反射が、のどを通るときに2回くらいありました。

A:どんどん管を入れられていていき、喉に管がある感覚が、モロわかるんですね。唾を飲み込もうとすると、のどを閉じることになるので、再びおえっとなりました。できるだけ唾を飲まないようにすると、吐き気は抑えられますが、唾を飲みたくなる葛藤。緊張感もあるのでしょうね。

A:時間にしておよそ5~10分くらいでしょうか。もう1秒1秒が長くて、涙がポロポロ、終わったら放心状態。苦しさに強い人だと、そこまでのものはないかもしれませんが、私にはきつかったです。おどかすようなことを言って、すいません・・

Q:どのくらいの頻度で胃カメラするのですか?

A:まず、食道の状態をたしかめるために1回飲みます。その後薬を処方してもらうのですが、それをしばらく飲み続けます。症状が治まってきたと医師が判断すれば、3ヶ月くらいを目安にもう1回。

A:そこで完治していればおしまい。わたしの場合は、徐々に良くなってはいたのですが、完治してないということで薬を服用、3ヶ月をめどに定期的に胃カメラで、最終的に4回飲みました。

A:1回目こそ口からですが、鼻からできるということをしり、2回目以降はそれにしてもらいました。口に比べると、入れるときの嘔吐感はかなり軽減されます。

A:強い人になると自分の胃が写ったカメラを見ながら、医者と会話する人もいるようですが・・

A:ただ、鼻の気道を広げるために管を仮に通すのですが、その時に一回おえっとなります。そこを乗り越えれば、そんなにおえおえなることはないと思います。鼻に麻酔をするので、終わった後も変な違和感が残りますがいずれ無くなります。

Q.どうしても飲みたくない場合、他に良い方法はある?

A:本当はバリウムなどで代用できれば良いんですけどね。胃カメラが主流のようですね。バリウムでも検査ができなくはないらしいのですが、疑いがある場合は、結局胃カメラを飲まなければならないようで・・

A:回避する方法はいくつかあります。病院に行かないこと(笑)というのはウソです。放置すると「食道がん」ができる可能性があるようです。元々、食道は胃酸の「酸」に弱いので、癌化しやすいそうです。

A:鼻から胃カメラにする、もしくは「静脈麻酔」を打ってもらうという方法もあるようです。鎮静剤を静脈から入れて、意識レベルを落として胃カメラを飲めるところがあるようです。

A:わたしは経験がないのですが、母がこの方法で胃カメラしてきました。「注射されたらいつの間にか意識があいまいになって、気がついたら終わってたわ」って言っていました。

A:苦痛を避けたいのなら、静脈麻酔で検索してみると良いでしょう。ただ、口コミを見てみると個人差が大きく、体質的に全然効かない人もいるようです。静脈麻酔の場合は、口から胃カメラを入れますので・・脅かすようで恐縮ですが、100%苦痛をなくせるわけではないようです。

A:睡眠薬を使った検査は病院ではできないので、鎮静剤を使う方法が現在ではベストのようです。

A:「薬を使わずに胃カメラを自宅で改善できるプログラム」というのもあるようです。通販で買える冊子になっていて、それを読みながら自宅でケアすれば改善するのだとか。

A:どこまで効くのか不透明ですが、返金保証もついているので、どうしても胃カメラを避けたいのであれば、選択肢の一つに入れても面白いかもしれませんね。

逆流性食道炎改善プログラム