字が汚い男。はい、それは私のことです。
サラリーマン歴13年のこのわたし、字を書くスキルは新卒のころと全く変わっていないです、はい。
自慢するようなことじゃないですが。
自分でも何とかしたい・・でもペン習字を習うほどの気力も無い。
一体どうすればいいんだろうと悩んでいました。
いくらパソコン業務がメインとはいえ、事務書類で自筆サインが必要なケースはあります。
電話の伝言メモ、ちょっとした自分のメモ。手書きって地味に重要だし、これからも必要。
上手くなくてもいいから、せめて見やすい字にしたいなーと思い、いろいろ調べたり自分なりに工夫しました。
同じように悩んでいる男子に見てもらいたいです。
綺麗に書くと、スピードがない
頑張って本気出したら、それなりの字はかけると思います。一字一字に集中して書けば。
でも、ビジネスの現場でそんな悠長なことはしていられない。アーティストじゃないんだから。
ある程度のスピードで文字を書かなければならない。でも、サラサラっと書くと形が崩れて汚くなる。
~字が汚いあるある~
自分で過去のメモを見返すと、何書いているのか読めない時がある。
「これ、なんて書いている?」と人に聞くことがある。自分の字なのに。
きれいに書きたいけど、早さも出したい。なら「見やすい」字を目指せばいいんじゃないかと。
どうしても、キレイに書きたいというのが根底にあるから、逆におかしくなっている気がします。
褒められるために字を書くのではなく、確実に目的を自分や相手に伝えるための「字」であることが、仕事ですから。
見やすい字を書くには
ボールペン字のテキストを1冊ほど買って、練習しましたがレッスンがあまりに退屈で続かない。
モチベーションを保つのが難しいです、こういうたぐいのものって。
ここは一つ発想を変えて、レッスンするというよりも「見やすく書くコツ」だけ吸収しようと思い、もう一度テキストを見てみました。
コツらしきものを自分で見つけながら、あとは実践の場で試す・・ということをしてきました。
その結果、効果があったことを紹介します。
文字は斜めに書く
筆記体じゃねーし!って突っ込みが入りそうですがw、少し右上がりになるように角度をつけると、文字が整って見えやすくなります。
右肩でも左肩でも良いのですが、およそ15度くらい上がるようにすると良いです。
土台となる紙を、ちょっと斜めにしながら書いてみるなど、自分にとって書きやすいツボを見つけると良いでしょう。
注意点は、右上がりならずっと右上がりを全ての文字で継続すること。途中で左上がりにしてはいけません。
実践の中で、トライ&エラーをしていくのが続けるコツです。家に帰って、ノートを広げてコツコツやるのは辞めましょ。
続かないし、もっとやるべきことがあるはずですよ。
省略する
漢字を書く場合、言葉は悪いですがバカ正直に、きっちりかかずに手抜きするとキレイに見えます。
どういうことかと言いますと、たとえば「資本」という漢字を書くとします。
通常なら、「資」の下側は、「目」に「ハ」を書きますよね。
「目」の部分を一本抜いて「日」にするんです。字、間違っているじゃね-かよ!と思う方もいるかもしれません。
ですが、「資」の下が一本少なくても、何の字かわかりますよね?
漢字テストじゃないんですから、正確に書く必要はありません。『読めればいい』んです。
こういう字のように、細かい部分に線が密集していると、つぶれて汚くなります。それを回避するんです。
文字を早く書けるというメリットもありますしね。
これは基本形で、あとは実践を通じて、棒の1本くらい抜いても何の文字だかわかりそうなことは、どんどん省略して検証してみましょう。
嘘くさいと思うかもしれませんが、意外とビックリすると思います。見やすいですから。
ただし、いざ正確に各場面があった時に、省略した書き方が染みついてしまう可能性もありますがw
実践を通じてやる、マインドを保つ
社会人で忙しいので、字を良くするために時間を必要以上にかけなくていいと思います。
あくまで実践で見やすくする試行錯誤をすればいいので。その時に上記の2つを心がけると良いですよ。
あとはマインドですね。きれいに書くという意識を捨てて「見やすい字」を書くことを念頭に置きましょう。
美意識をクリエイトな方向ではなく、現実的な方向に向けましょう。
うまい!と言われたらそりゃあ嬉しいですが、これは元々のセンスに左右されます。
字を書くのは無難に、他の面で評価されるように頑張りましょ。