里帰り出産はどうする?しないかするか迷っている方へ

妊娠が確定すると、どこの病院で赤ちゃんを産むか決めなくてはいけません。

一昔前までは当たり前だったものの、最近では里帰りしないママさんもたくさんいます。そこで里帰り出産のメリット・デメリット、準備することなどを紹介します!

どのくらいの割合で、里帰りしている?

現在里帰り出産している人の割合は約50%。

2人に1人が実家に帰省し、実母にサポートをお願いしているようです。

ママさんは産後しばらくの間、家事をまともにすることも難しい状態。

「産褥期」という身体を回復させる期間に食事の準備や買い物をしてもらえるとゆっくり休めますし、何より赤ちゃんのお世話に集中することができますね。

ただし、良い事ばかりではなく、デメリットとなる部分もあるという事を把握したうえで、ご自分がどちらにするか考えておかなければなりません。

里帰り出産のメリット・デメリット

親元に行く場合

親元(実家)へ帰ると、慣れ親しんだ家や町で過ごす安心感はもちろん、料理や洗濯をしてもらえることが最大のメリットですね。

両親に新生児の孫の姿を見てもらうことも貴重な時間となるでしょう。

デメリットとしては、途中で病院を変える手間がかかることや、夫婦が長い間離れて暮らすことへの不安、頻繁に会えないことでパパが父親としての実感がなかなか持てない…といったこと。

両親が育児に口を出してくる、実家に長く滞在することで生活費が気になってしまうなど様々なトラブルも考えられます。

お手伝いさん(実の母親)が自分の家にくる場合

ママさんが実家に帰省するのではなく、実母に来てもらうというケースもあります。

特に実家が遠い場合、しばらくは新生児をつれて自分の家に帰るのが困難な場合があるからです。

この場合、家事を手伝ってもらえることはもちろん、転院の手間がない事や、帰省の際の荷造り・準備の必要がない事がメリットといえるでしょう。

一方で毎日慣れない家で家事をしながら過ごさなければならない実母さんの負担や、義母と気を使いながら生活するパパさんへの配慮も必要になるかもしれません。

夫婦二人で育てる場合

里帰り出産しない場合のメリットはなんといっても、産前産後もパパさんと一緒にいられることです。

臨月から産後まで過ごし、赤ちゃんとしっかり触れ合ってもらえるのはとても良い事ですね。

親からの過干渉が面倒という方もそれを避けることができるのと、兄弟がいる場合に学校や幼稚園を休まずに済むというのもメリットです。

デメリットとしては、やはり家事と育児をしなければならない事。パパさんの協力は必須ですがパパさんにもお仕事がありますのでうまく分担していく必要がありそうですね。

里帰り出産するならいつから?帰るタイミングは?

一般的に9カ月頃が目安とされていますが、赤ちゃんが早く生まれることもありますから、妊娠34~35週がメドといわれています。

もちろん妊婦さん自身の体調が最優先。かかりつけの産科医と里帰りのタイミングを相談しましょう。

あまりギリギリになってからの移動は、妊婦さんの体に負担がかかってしまいます。

かといって早くからの帰省は夫婦別々の生活が長くなってしまいますから、ご主人が親としての実感を持ちにくくなってしまうかもしれません。

里帰り出産で準備しておくもの

まずは帰省先に出産できる産婦人科があるかを確認します。次にかかりつけ医に里帰りする旨を伝え、紹介状を用意してもらいましょう。

転院先の病院に健診と出産の予約をして、出産の希望なども伝えておきます。

実家で赤ちゃんのお世話をする環境を整えておかなければならないので、ベビーベッドやベビーバス、チャイルドシートなどをどうするか検討しておく必要があります。

近くに赤ちゃん用品店があれば洋服や消耗品はたいていのものが揃いますので、なるべく最小限の荷物になるよう準備しましょう。

旦那のことはどうする?

生活費をいくらくらい渡せばいい?

里帰り中のパパさんの生活費、どのくらい必要なのか迷いますよね。調べてみると相場としては月3~4万円といったところのようです。

コンビニ弁当や外食で1日1500円~2000として、交際費などで別にかかる場合の予備費を用意しておくと良いかもしれません。

ほぼ「生活費=食費」と考えると、食費にいくらかかるかはパパさんの家事能力によって左右されそうですね。

家事のできる男性でも、お仕事しながらでは大変ですから、過度な負担がなく生活が成り立つ程度の費用を渡すと良いでしょう。

その他に心配なこと

家事のほとんどを奥さんに任せっきりというご主人はたくさんいるのではないでしょうか。

そんなパパさんを一人にして家の事、心配になってしまいますよね。

帰省前には作り置きのおかずの事、ゴミ出し、支払いなどやらなければならないことをきちんと伝え、メモなどに残しておいてあげましょう。

お互いに緊急時の連絡先も確認しておくと安心です。