「お腹に赤ちゃんがいるから、たばこを止めた方がいいのはわかっているけど・・」
大事なお腹の赤ちゃんだけど、わかっていてもタバコは止められない。実際に私がそうでしたから。
大丈夫、大したことないと思う自分がいる一方で、少し不安になっている自分もいたりしました。
このページでは、妊娠中も喫煙をしていた私の体験談をお話します。
同じように、気になっているけど、辞められない!というお母さんの参考になれば幸いです。
妊娠してから、感じたことや苦労したこと
妊娠する前からタバコを吸っていて、仕事もその当時は水商売でした。なので私自身が辞めても、周りや近くでいつもタバコを吸われていました。
自分自身、妊娠が分かってからもやめようと思ったことはなかったです。ただ本数を減らそうとは思っていた気がします。
ですが妊娠中に何度も診察で産婦人科を訪れるたびタバコ臭いと言われて出来ればやめてとなだめられました。ファブリーズをかけられたこともありました。
結局そこの産婦人科では陣痛が来てよし産むぞ!となる直前に契約書を書かされて入院中にタバコを吸うと追い出しますのような内容の紙にサインしたため、入院中の4日間だけ辞めました。
タバコを吸う量は、妊娠中の時の方が今より吸っていたと思います。命の重みも全く分かっておらず危機感もそんなに感じたことはありませんでした。
何度か妊娠中のプレママ講座のようなもので妊娠中のタバコの危険性を分かりやすくまとめたDVDを見たり聞いたり読んだりしましたが実際にはそんな深く考えず、自分ひとりの体の時のように過ごしていました。
結局私はやめれず妊娠中吸い続け、子供を出産する4.5時間前の陣痛が来て病院に向かっている最中も吸いました。絶対に真似はしないでください。
タバコを止めるために、具体的に取り組んだ事
止めようと本数を減らしたり当時吸っていたのがセブンスターだったのですが、もっとタールの低いタバコにしようとタールを落としてみました。
ただ、今まで通りに満足することができなくなり、本数を減らすどころがタールの低いタバコの方が吸う量が増えてしまいました。
やめようと思わなかった理由は、正直なところ妊娠自体そんなに望んでいなかったからでしょうか。
命の重さを産んで初めて分かったので、それまでは妊娠中でも自分ひとりの体だと思って好き勝手やっていた気がします。
何度も危機感や不安を抱く場面が普通ならあったと思うのですが、当時若すぎてそんな事も考えられずにいました。ちなみに21のときに子供を産んでいます。
子供を産むのにあたってタバコがそんなに悪いとも思っていなかったですし、罪悪感も生まれて来た子供を抱き抱え確かめるまで湧いてこなかったです。
あの時に、たくさん病院の方や親やまわりにタバコをやめろと言われていたこともストレスでした。
妊婦の私だけが吸えず、更に「まだ生まれていない子供のことで生んで何かあったらどうしていくの?」など先のことで不確かなことなのにガミガミ言われるのが苦痛でした。
みんなそうなんだろうけど。
私も今ならきっと妊娠中にタバコを口にしている方がいたらきっと口を酸っぱくして言ってしまいますね。きっと。
不安も危機感も、もっともっと持つべきでしたと反省しています。
周りの人の反応はどうだったか、どう思ったか
とにかくやめろと言われていました。「妊娠中だけでも我慢しろ!」とパイポやニコレットを貰ったこともありました。
妊娠中明らかにお腹が膨らんでいるのに、喫煙所で吸っていたりした時はとても驚いたような怒ったような何か言いたそうな視線も感じました。それも分かっていましたが分かっていながら吸っていました。
みんなとても不安がっていました。生まれて来たからじゃ遅いかもしれないと。
「何か障害があって育てていくリスクを、なぜ今自分で自分を高めて苦しめてるの?」と言われたこともありました。
分かっていたんですがやはり分かっていなかったのでしょうか、もう言われても響きませんでした。結局は私の問題ですし私の子供です。
それにまだ分からないことでガミガミ言われたことが1番ストレスでした。親になったのにやめられないのはおかしいなどもうそれは虐待と同じだと言う人もいました。
がその当時の私には親になった感覚も全く持ち合わせてなかったのです。「分からない」「これからもまだ分からない」そんな分からないがたくさんでした。
妊娠中の喫煙で、体に何か不調は起こったか
なかったです。産む前に心配はあまりしませんでした。
もう散々言われて聞いて、「自分で悪い」と分かりながらもやってきたことだったので。
その後三歳になるまで少し何か普通と違うのかな?とか発育に関してもしかして妊娠中のタバコのせい?と不安に思うことはありましたが、何もなく健康体で育ってくれています。
産む前よりか産んだ後のほうがはるかに心配でした。産んでやっと分かったことが沢山ありました。
一度産んだからこそ次は必ず妊娠中だけでもタバコをやめようと思います。産んでから不安になるのはもううんざりです。
産む前は気にするどころか深く考えたりもしていなかったので「何とかなるよ」とかそん時はそん時と後回し後回しで心配しないように自分の都合よく考えていました。
本や何かで妊娠中のタバコの危険性を知った時、少しは目に留まりましたがそれもみんなそうなるわけじゃないし産婦人科の先生も強く怒るわけではなかったので、軽くあしらって流していたような気がします。
子供を産んでからのこと
子供を産んでからは、なるべくそばで吸わないようにしたり出かけている時は育児でそれどころではなく吸わなかったりなどで減りました。
子供と出かけると喫煙所に寄らなかったり、まぁ実際中にはタバコを吸うだけで変な目で見られたこともありましたからそれをなるべく避けて吸うようにはするようになりました。
家の換気扇の下や外に出て吸うなどなるべく子供の近くで吸わないようにと心掛けているうちに本数も減り「最悪なくても大丈夫」ってほどにはなりました。
ちなみにタバコは産んで一年で辞めアイコスにかえました。