【大丈夫?】妊娠中にお腹に衝撃を受けた時の対処法と予防法

妊娠中はお腹の中に赤ちゃんがいる喜びとともに、自分がきちんと守ってあげなければという緊張感と責任感が生まれます。

特に妊娠初期は赤ちゃんの器官が作られる大切な時期ですし、お腹が大きくなってくるとお腹をぶつけたり転んだりしてしまったりします。.

衝撃を受けた場合、胎児にどのくらい負担があるのか気になるところですよね。

どれくらいの衝撃なら大丈夫?

赤ちゃんは羊水とお母さんの脂肪でしっかりと守られているので、実はよほどの事故のような衝撃でない限りほとんど影響はありません。

お腹が出てくると距離感がつかめなかったり、足元が見えづらくなりますので、危険ですね。

私も2人のママですが、上の子が走って飛びついて来たり、階段を踏み外してしりもちをついたこともありましたが大丈夫でした。

ただし、身体に出た症状によっては、注意が必要になります。

どんな症状がでたら、病院に診てもらうべき?

以下のような症状が出た場合、病院で診てもらいましょう。

お腹が痛い

衝撃が強い場合、お腹が激しく痛む時があります。

立っていられない程の傷みですと、胎盤が先に剥がれてしまう胎盤早期剥離になっている可能性が高く、大変危険な状態ですので迷わず救急車を呼びましょう。

出血がある

お腹をぶつけてからの出血や破水がみられた場合もなるべく早く病院へ行きましょう。心配な出血かどうかを判断してもらい、必要であれば抗生物質の投与などの措置をとることもあります。

胎動があるか

お腹に衝撃を受けた後、胎動を確認してみて下さい。胎動は赤ちゃんの元気のバロメーターです。

いつもより元気がなかったり、胎動が全くないような場合にはすぐに産婦人科に連絡し、赤ちゃんをエコーで診てもらいましょう。

ぶつけた後の一番の対処法

衝撃を受けた後、まずはママさんの身体と赤ちゃんの胎動に注意を払って下さい。

もし少しでもいつもと違う変化があるのならば、万が一のことを考えて必ず病院に相談や受診をしましょう。

かかりつけの産婦人科に休日や夜間の場合の連絡方法を確認しておくと安心ですね。決して「これくらいなら大丈夫だろう」と楽観的に考えず、赤ちゃんをリスクから守ってあげましょうね。

ちなみに、119番に電話=すぐ救急車というわけではありません。119番に電話して、すぐに病院に行くべきなのかどうか相談することができます。

赤ちゃんの衝撃を予防するには

赤ちゃんをできる限り衝撃から守ってあげるために、日ごろからママさんのちょっとした心掛けや準備も大切です。

歩き方に注意、ゆっくり歩く

妊娠中でもついつい普段の歩き方になってしまうことはありませんか?

わたしも妊婦という事を忘れて走り出そうとしたことが何度もありました。お腹に赤ちゃんがいることを常に意識して、ゆっくり歩くことを心掛けましょう。

人ごみの中では、お腹の前に手を当ててかばうようにすると安心です。

靴選びにも注意

高いヒールはもちろんのこと、毎回バックルや紐を留めなければならないような靴はかがむ姿勢がお腹を圧迫してしまうので避けましょう。

ぺたんこ靴も定番ですが、あまりにかかとが低いと重くなった身体で歩く時に足が疲れやすくなってしまいますので、クッション性の高いパンプスやスニーカーが望ましいでしょう。

妊娠帯は必須

妊娠帯を使うと赤ちゃんが守られている安心感が増します。

また、程よいサポートでお腹回りを包む為、赤ちゃんの重みでしんどくなった腰を支えてくれます。

真夏に8~9カ月くらいだった私は暑くて大変でしたが、最近は通気性の良いものや可愛いデザインの妊娠帯が増えてきましたね。

マタニティ―インナーはどんなものを選ぶ?

妊娠中期頃からお腹が目立ち始め、普段使っている下着がだんだんときつくなってきます。

ヘソ下部分のお腹のしめつけは敏感になってくるママさんの肌にも赤ちゃんの発育にも良くありません。

お腹をすっぽりと包むタイプのショーツがおすすめ。お腹の冷えも予防できます。色は白や薄い色のものを選ぶと、出血にもすぐに気づくことができますよ。

気になる疑問Q&A

お腹に与えた衝撃によってリスクは起きてしまうのでしょうか。

胎盤剥離することがある?

胎盤剥離してしまう妊婦さんは100人に1人の確率と言われています。

その原因ははっきりとはわかっていないようなのですが、妊娠高血圧や羊水異常、筋腫など様々。お腹への外傷が原因となるケースは、やはり交通事故などの激しい衝撃の場合のようです。

転んだり人にぶつかった程度では胎盤剥離することは稀でしょう。

流産や死産の確率が高まったりする?

流産や死産の原因は赤ちゃんの先天性形態異常や臍帯異常などがあげられます。

ママさんが何度も転んだから、衝撃を受けたからといってそれが直接的な流産や死産の原因につながることはほとんどありません。

だからといってお腹への衝撃が母子にとって良くない事に変わりはありません。できる限り赤ちゃんをいたわる生活を心掛けましょうね。