面白いかは別にしてインパクトのある映画7選|会話のネタに

映画好きを自称してる私ですが、どれだけ覚えているのか?と聞かれるとあやしいもの。

この前、友達と一緒に家で映画を見ていたのですが、よほど退屈なのか途中で眠ってしまっていることに気づきました。でも、あらすじは友達の方がよくおぼえていた・・という恥ずかしいエピソードもあったり。

せっかく映画みても、しっかり覚えていられないので、備忘録程度に書き溜めていたりします。「映画好き」のレッテルをはく奪されないように。

そうした書きとめの効果もあってか、人との話のネタになりそうな映画って結構あるな。そういう気づきがあったんですね。

人との話題に乏しいわたしは、ネタになりそうな映画という武器を身に着けました。今までは「これ面白かったよ!」っていっても「ふーん」で終わることが多くて。広がらない会話は嫌いじゃ。

面白いかどうかは微妙だけど、こんなすごい映画あったさ!って言ったほうが会話が盛り上がるんですね。女子との会話で。

最近は、映画を見たいのか、女の子との会話のネタがほしいのかわからなくなってきましたが。

会話のスパイスになりそうな、そんな映画をここでも発表したいと思います。面白くなくてもいいから、女子とのネタがほしい方はぜひご覧ください。

※思いっきりネタバレしますので、それでも構わない方のみ、ご覧下さい※

クッソつまらない部門

ニーチェの馬

おもしろくないけど、インパクトがある映画と聞かれたら(誰も聞かないか・・)、迷わず1位にあげる映画です。

最近の映画にしては長めの154分、2時間30分の作品なのですが、すごい・・

「この映画を見るって、ある意味すごい修行だよね?」っていうくらいのものです。何が修業なのか。

「苦痛に耐え続ける」こと、これにつきます。映画を見ながら座禅しているかのような感じです。

手元にあるリモコンの早送りボタン、これほどその存在をありがたく思ったことはありません。

ずっと延々と、つまらない映像がくりひろげられます。貧乏な家族が、淡淡と生きていく姿を描いています。会話がほとんどありません。

誰かが来ます。動物にえさをあげます。ごはん作ります。会話はありません。この苦痛な状況、ある意味挑戦的なので、戦ってみました。

眠らずに、早送りを押さずに154分耐える・・無理でした。勇者求ム。

パラノーマル・アクティビティ3

1と2は見たことありません。なんとなくレンタルコーナーにいって、たくさん並んでいたので手にとって借りてきました。

3部作でよくあるのが、1は面白くて、だんだん面白くなくなってくるという定説。ですが、1はどうだったの?っていう興味が失せるほどつまらない。

ホラー映画なのですが、ぐろい映像があるわけでもありません。霊が子供の部屋にいるかもしれないと、ずっと監視カメラをつけてそれを見る。物語の9割がそんな感じなのです。

映像がずっと固定されているんですよ。デッキ壊れたんじゃね?って思いますよ。

何があるのか・・と期待させる分だけ、ニーチェの馬よりはましかもしれません。最後に少し、物語が動きます。

が、基本的に脳の奥から「眠りなさい」という指令が出されるのを感じます。それくらい変化もなく、オチも大したことがない。

この映画、くっそつまらなかったんだよねー!とイキイキと女の子に語る姿をイメージして、レンタルしてみてください。

トラウマ必至・・部門

ダンサーインザダーク

超有名ですよね。この映画。こんなに救いようがなくって、最後に壮絶な死に方をする・・ラストばかりがクローズアップされがちなんですけどね。

主人公がだんだんと目が見えなくなってくる、友人に裏切られる、仕事はなくなる、濡れ衣を着せられる、殺される。

この主人公の救いようのなさに見ごたえがあります。そして随所にちりばめられているミュージカル。このバランスが、暗さをより一層浮きだたせていると思います。

インパクトばかりが目立ちますが、作品としての完成度としてはかなりあるんじゃないかって、「映画好き」さんは思うわけで。

ただ最後のシーンは、見る人を選ぶのはたしかです。女の子と一緒に自宅でレンタルしてみるようなものではありません。後味悪すぎ。

ファニーゲーム

オーストリアの映画。あまり映画どころではないですが、この作品は本当にすごいと思います。

下手なエロス・ホラー・サスペンス映画よりも18禁にしたほうがいいくらいのレベルだと個人的には思います。

「見てはいけないものを見てしまった」という後味の悪さでは、これ以上のものを知りません。「人にみてほしくない映画」ともいうべきでしょうか。

家族で別荘に来て、開放的な気分に浸かっていたのもつかの間。「卵を貸してください」とあらわれた2人の少年。

じわりじわりと、夫婦とその2人の子供をいたぶっていく。お金目的ではなく、ただこの家族を絶望的に追いつめていく愉快犯。

いきなり押し入って、わけもわからず殺されることがある意味、やさしさのようにも感じてしまうほどエグイ。

こんな切り口の映画というのは、なかなかないですし、見終わったあとの、なんとも言えない嫌な気分はダントツNO1です。

話のネタには、間違いなくなります。興味がある方はチャレンジを。ただしおすすめはできません。

冷たい熱帯魚

はるか昔の歌謡曲に、こんな歌があったようなないような・・「寂しい熱帯魚」か。いや、おじさん丸出しですね。

グロい。えぐい。まばたき忘れてんじゃないの、自分の目?っていうようなインパクト。怖いっていうより、開いた口がふさがらないような映画です。

100%子供に見せたらダメな映画です。当然ですが。見せるならニーチェの馬くらいでしょうか、このページの映画でいえば。

なんでもない、一人の妻子持ちの男が、金のために人を殺すという極悪人に脅され、遺体処理の手伝いをすることとなる。

殺人を助ける、でも助けを求めると妻子の身が危ない・・どこまでも転落し歯止めがきかない人生。そして妻が・・極悪人が・・その愛人が・・最後にはどんな絶望が待ち受けているのか。

転落ストーリーも興味深いものがあるのですが、衝撃的なのは、リアルな死体処理の現場。切り刻んで燃やしていくというシーンが地獄絵図なんです。

よくこんなの映像化の許可降りたな、っていうくらいのインパクト。ただ不思議と吐き気をもよおすものではなく、なんとか見ていられるレベル。

そのインパクトに引っ張られながら、どんどんジェットコースター式の物語に乗せられてしまう・・という、強制的に見てしまった感じ。

停止ボタンでやめようという意思が働かないうちに、物語が終わってしまう。何だったんだろ・・って放心状態が一番長く続いたのが、この映画でした。

怖いものみたさで、一度は見ておいてもよいかもしれません。ちなみにわたしは、グロいのが得意な方ではないですが、見れました。

まだあと2作ありますが、書いていくうちに長くなりすぎたので、また時間があるときに続きを書こうと思います。とりあえず紹介する作品は決まっているので、まずはタイトルの予告まで。coming soon・・

いいねえ、このひねくれた感じ部門

メランコリア

ブルーバレンタイン