水道代が高いか安いのかわからない|使用量と料金の相場を解説!

水道代ってこんなにかかるの?でもコレくらい当たり前にかかるのかな?

生きていれば必ずかかる、光熱費。できれば少しでも出費を抑えたいですよね。

水がないと大変なのに、そこに「お金を支払う価値」を感じにくいのも事実。

金額だけ見ると高そうな気がするけど、比べるものがないから高いか安いかわからない・・

自分が今、支払っている水道代は妥当なの?
水道料金を節約するコツは?
光熱費以外に、生活費を抑えるにはどうすればいい?

など、気になる疑問にお答えしたいと思います!

1.水道代って、どういう仕組み?

そもそも、水道代はどういう風に決まっているのでしょうか?

●基本料金
●従量料金(使った分だけかかるお金)
の合算で請求されます。

それぞれについて、「上水道」と「下水道」の分が請求されます。

基本料金は「上水道・下水道」あわせて月1500円~2000円前後です。

水道料金は、住んでいるところの自治体ごとに異なります。原則、2ヶ月分をまとめて支払います。

上水道と下水道の違いって?

●上水道
・蛇口をひねって出てくる水

●下水道
・使った後の『汚水』を流すための水。
・食器を洗ったあとの水、トイレの水、お風呂に入った後の水、洗濯水 など

2.一ヶ月に使う「水量」の平均は?

水道料金を考えるときは、まず「どのくらいの量を使っているのか」を考える必要があります。

住んでいる人の人数によって使用量は変わってきます。

1か月あたりの平均使用水量

使用水量 (1人あたり)
1人 8.2m³
2人 15.9m³ (8m³)
3人 20.4m³ (6.8m³)
4人 24.3m³ (6m³)
5人 28.5m³ (5.7m³)

※1m³=1000リットル
(参考:東京都水道局のホームページより)

どうやって、判断すればいい?

毎月自宅に送られてくる「お知らせ(検針票)」に、使用量が書いていますので、上記の表と照らし合わせてみましょう。

一般的な水道の使用量と比べて「極端に多くないか」をチェック。多ければ、「使いすぎなので、使い方を見直せば改善する余地がある」ということ。

あまり使用量に差がなければ、「特に使いすぎではないので、節水しても料金を安くするのは難しい」のです。

参考:日常の家事で、どのくらいの量の水を使っている?
流しっぱなしの時間 使用水量
洗面・手洗い 1分あたり 約12ℓ
歯みがき 30秒あたり 約6ℓ
食器洗い 5分あたり 約60ℓ
シャワー 3分あたり 約36ℓ

※お風呂の浴槽に使うお湯は、約200ℓ
(参考:東京都水道局のホームページより)

使った分だけお金がかかる「従量料金」ですが、1000ℓ単位でお金がかかってきます。普段の生活で歯磨きや洗面の時間を多少短くしても、「たかが知れてる」のです・・。

3.料金の相場は、どのくらい?

1ヶ月に使う水量の平均から、従量料金をかけて見ると、「おおよその料金相場」がでます。

1ヶ月の平均「使用水量」 1ヶ月の平均「水道料金」
※基本料含む
1人 8.2m³ 約1600円
2人 15.9m³ 約4600円
3人 20.4m³ 約5700円
4人 24.3m³ 約8200円
5人 28.5m³ 約9500円

※東京都の料金表を元に計算

市町村ごとに基本料金も従量料金も異なるので、あくまで「目安」にしてください。

金額よりも、「平均使用量」をご自身と比べて、『使いすぎ』ていないかをチェックすることが大事です。

4.今すぐできる節水方法は?

「自分の今使っている水道の量が、平均より多かった」場合は、節水することをおすすめします。

●使う水の量を減らす
●蛇口を開きっぱなしの時間を短くする
の2つが基本です。

使う水の量を減らす

・無洗米にする
・お風呂のお湯は少なめに。半身浴もアリ
・節水シャワーヘッドに切り替える

最低限の家事炊事をしながら、水の量を減らせるものに目をつけましょう。

特におすすめしたいのは「節水シャワーヘッド」です。シャワーが出る穴を小さくして勢いを増したり、穴からでる位置を工夫して少ない量でも勢いよく洗えるように工夫しています。

シャワー時の水量を減らせるのはもちろん、ガス代の節約にもなります。

普通のものと比べて、3割から5割程度の節水になるものが多いですが、「手元でシャワーを止められるスイッチ」がついたものをおすすめします。

やはり「流しっぱなし」が一番水量を使うので、シャワーを持った手でそのままシャワーを止めておけるのは簡単ですし節水にもなるのです。

TOTOをはじめとして、いろいろなシャワーメーカーから発売されています。

蛇口を開きっぱなしの時間を短くする

食器洗いにせよ、シャワーや洗顔にせよ、「使っていない時間もつい出しっぱなし」にしてしまいがちです。

必要以上にこまめに蛇口を止めるのも考えものですが、できるだけ「無駄な出しっぱなし」は防ぎたいものです。

●シャワーを流したままで、体や頭を洗わない。
●食器は水を流しながら洗わない。カゴにお湯をためる。
●流しっぱなしにしたまま、歯を磨かない。
●顔を洗う時は、洗面台に水をためる。

節水といっても・・

無駄な水は使わないで、節水することは大事なことなのですが・・

正直、水道は「節約できる金額」というのが少ないのです。

水道料金は「1m³」ごとに料金があがりますが、1m³=1000ℓ 節水しなければ安くならないのです。

1000ℓは、お風呂を浴槽に5回ためるのと同じ量です。その分だけ控えて、はじめて100~150円の節約になるというレベルなのです・・

極端な無駄使いをしているなら話は別ですが、そうでなければ「頑張ったわりに、節約を実感しにくい」ものでもあります。

5.毎月の生活費を効率よく見直すには?

水道代にこだわらなくても、毎月の生活費で「無駄な出費」はあります。

電気・ガスなども見直すことで安くなる可能性はありますが、一番おすすめしたいのは「保険」です。

昔に契約したままの生命保険を、今も毎月払い続けているなら「見直し」することで、5000円~10000円月々の支払が安くなる可能性があるのです。

それだけ、昔の生命保険は「無駄なオプション」がたくさんついています・・

水道料金を見直すよりも、まずはファイナンシャルプランナーというお金の専門家に相談して、保険の見直しをしてみることをおすすめします。