サプリメントって本当に効くのか?など気になることを調べた

よく健康食品なんかで、サプリメントが売られています。わたしも人生で何度かサプリを飲んできましたが、気がついたら止めているという人生。

なんでしょうね、自然にフェードアウトしてしまう。効果を実感できないから、毎日飲もうというモチベーションが保てないんですね-。逆に気休めで飲み続けている女性って、ホントすごいなって思います。悪い意味ではなく。

ずっと前に買ったサプリの袋、中身は半分以上入っている。いつ捨てようかと迷っているけど「もしかしたら飲むかも?」と思い捨てられない。そんな経験ないでしょうか。

だめだろなーと思っても、つい買っちゃうのもサプリの魅力なんですけどね。どうせ飲みきらないくせに、と自分で突っ込みをいれながらお金をだす不思議さ。

そんな不思議なもの「サプリメント」について、好奇心が働いていきました。そもそも効くんだろうか?サプリはそもそも何者?など素朴な疑問について調べてみました。よければ最後までおつきあいくださいませ-。

ちなみに、わたしは一人のサラリーマンなので、特に健康業界に関わっているわけでも、意義を申したいわけでもありませんので。念のため。

そもそも、サプリって何なの?

「何となく体に良さそうだから・・」もしくは「体の不調・悩みを解消するために飲む」サプリを飲む動機って、この2つのどっちかだと思います。

そもそもサプリメントとは何者なのか。何気なく普通に飲んでいる人は、わたしも含めて大半だとは思いますが、改めてその定義を。

厚生労働省のページによりますと、サプリメント自体に明確な定義があるわけではありません。健康食品のうち「特定成分が濃縮された錠剤やカプセル形態の製品」が該当すると考えられます。つまり「栄養成分が入っている食品」です。特定の疾患への効果を期待するものではありません。

例として挙げると、酵素入りサプリでダイエット効できる根拠はないですし、にんにくのサプリで疲労回復効果がある根拠はないのです。だからあくまでもサプリの広告は、そうした効果を連想・匂わせる程度のものになっているのですね。

サプリメントはあくまで、日常の食事で足りないビタミンやミネラルなどの栄養分を補給するためのもの。「毎日野菜や果物をたっぷりとるのは大変でしょ?だからサプリでサポートするのも1つだよ」ということ。「体の不調や疾患を直接治す」ことは期待しちゃ-いけませんってことです。あくまで「健康のため」というぼやっとした目的には良いもの。

じゃあサプリを飲んでも意味が無い?

意味がないとは言い切れません。じゃあ意味があるのか?と聞かれるとかなりグレーだと言えます。

ビタミンやミネラルなどの栄養分は、不足すると体の不調となって現れて来ます。じゃあ、体の調子がおかしくなった場合には補えば元に戻るのか?という単純なものでもないんですね。

たとえばニキビができたとしましょう。たしかにビタミンCを補う事が有効とされていますが、サプリで補えば治るか?と聞かれると微妙な理由が2つあります。

1つは、体に入れても全てが肌のために働くワケではないですよね。活性酸素をと呼ばれる物質を除去するのに使われたり、他の栄養分の吸収を高めるサポート役だったり。1つの用途に働くほど単純に体はできていませんから。

もう1つは、ニキビが復活するケアはビタミンに限ったことではないということです。生活習慣を整えることもそうですし、ストレスを軽減することもそうですし、ホルモンバランスの影響もあったり。ビタミンCを体に入れたから治ったワケではないのがわかりますよね?それと同じ事です。結果的にビタミンCを摂ったことも良かったんだねーということ。

風邪を引いてにんにくサプリを飲んだから治った、酵素サプリを飲んだから痩せた。中にはそういう口コミを寄せる人もいますが、それは自分でそう「思い込んだ」だけですから。ウソではないですが真実でもない。サプリは気休めというのもウソではないし、効くサプリがあるというのも本当。

人間の体は、わたしたちが思っている以上に複雑なので、サプリが「結果として」効いたということはありえるということです。

サプリとトクホと医薬品

話をおさらいすると、サプリは食品で、特定の病気や疾患を治すモノではないこと。単純に栄養補給をすることが目的のもの。ただ、結果として病気や疾患が治るきっかけになることはある。

こうしたスタンスでのぞめば、サプリを必要以上に信用することもなく、毛嫌いするべきものでもないかな-とは思います。

健康食品の中でも、特定保険用食品や特定保健用食品は意味合いが違います。特定保健用食品(トクホ)は、特定の効果が科学的に証明されている「国の許可」があるので、●●に役立つなどの表記ができます。特定保健用食品は、科学的根拠はハッキリしないけれども、有効性は一部確認されているもの。表記もその旨を含めば、することができます。

保証するモノではないけど、効果を”期待してもいい”ものという解釈で良いかと思います。

これらに対して、医薬品は薬事法に基づき、特定の病気や疾患の治療や回復を目的とするものです。何らかの不調を解決したいのであれば、医薬品を服用することを第一に考えることが大前提です。トクホやサプリなどの食品との決定的な違いはここにあります。ちなみに「医薬部外品」は医薬品よりも効き目が緩やかなものを指します。目的は医薬品とイコールです。

ちなみに医薬部外品であれば、薬局以外の小売店でも購入することが可能です。

微妙な悩みもある

胃の調子が悪い、糖尿病になった、白内障かもしれない、など病院での治療方法が確立されているものは、医薬品を処方してもらえれば済む話です。ですが「痩せたい」「精力を増やしたい」「視力を良くしたい」など、病気や疾患ではないけれど何とかしたいものってありますよね。これらには直接的な薬がないという現実もあります。

何か飲みたいと思っても、サプリメントを飲む以外に方法がない場合もあります。その場合は、結果として効く事はもしかしたらあるかもしれない・・良くなればラッキーくらいの気持ちで服用をするのが精神衛生上良いかもしれません。いくつか方法があるうちの1つで、とにかく何でもためしてみる。その中の1つと考えていけば良いのではないでしょうか。