味覚がおかしいと感じたら|原因と対処法を片っ端から調べた

どうも最近になって、自分の味覚がおかしいと感じる・・という悩みありませんか?

実はわたしも、そうなることがたまにあるんです。

こんな状態だったら、食事しても味気ないし楽しくない。

だからといって物が食べられないわけじゃなく日常生活に支障はない。

だからつい放置してしまうのですが・・

何をすれば良くなるのか、わからず困りませんか。

味覚障害の原因と、対処方法をお伝えします。

味覚がおかしくなるのはどうして?

風邪をひいて機能低下

この場合であれば、「やむを得ない」のです。

風邪を引くと体の機能が低下します。その際に、味覚の機能も一時的に低下することはあり得ますの。

深刻になる必要はありません。

通常であれば、風邪の症状がおさまるのと同時期に治ります。

ただマレに、風邪をきっかけにして味覚がもどらなくなった・・という可能性もあります。

その場合は、全身に隠れた疾患が隠れているかもしれません。病院に行きましょう。

味覚障害は何科に受診すれば良い?病院での検査・治療法 >>

亜鉛が足りていない

もっとも多いパターンはコレです。

体内に亜鉛が不足しているので、味覚が鈍くなる症状がおこります。

亜鉛不足で味覚がおかしくなることを「味覚障害」と呼びます。

具体的に、体の内部で何が起こっているのでしょうか。

わたしたちは舌で味を感じ取りますが、舌の部分にある「味蕾(みらい)」と呼ばれる部分があります。

ちょうど花のつぼみのような形をしていて、およそ9,000から10,000個存在しています(!)

味蕾によって、甘い・しょっぱい・苦い・酸っぱいという味の違いを認識。

おいしい/まずいを感じれるようになるのです。※ちなみに「辛い」のは味蕾は関係していません。

味を感じるのは、舌の場所で決まっている(先端が甘み など)という説と、舌全体で味を識別する説と両方あります。

どちらが正しいかは、はっきりしていません。味蕾の中に「味細胞」という花びらのようなものがあります。

これが常に生まれ変わることで、絶えず味を感じ取ることができるのです。

ちなみに生まれ変わりの周期は10日かかります。

女性であれば”ターンオーバー”が舌でも起こっている、と考えればわかりやすいと思います。

味覚障害が起こるのは、味細胞の生まれ変わりに必要な「亜鉛」が不足し、古い味細胞が残るからなのです。

亜鉛は食べ物からもおぎなえますが、牡蠣やレバーなどクセの強い食べ物が多いこと、食物繊維やカルシウムなどと一緒に食べると吸収率が悪くなる、などの問題があります。

空腹時に亜鉛の「サプリ」を飲む、というのがもっとも効率よく亜鉛を補えます。

亜鉛サプリの選び方と、おすすめはどれ? >>

亜鉛不足になる原因

純粋に、普段の食生活で足りてない

亜鉛の必要摂取量に満たない食生活を送っている可能性が高いです。

もしくはインスタント食品を取りすぎると、亜鉛の体内での吸収が阻害されます。

サプリメントの服用を含めて、改善をはかるのが良いでしょう。

ただ亜鉛って、毎日の食事で採るのは簡単じゃないんですね。調べてみてわかったことなんですが・・

[ストレスや疲れ]

普段の生活で、イライラしたり肉体的な疲れがたまることでも、亜鉛不足になるようです。

ストレスや肉体疲労が起こると、「活性酸素」と呼ばれる悪玉の酸素が生まれます。

普段の生活でも、呼吸したりエネルギーを消費するとき出るらしいのですが・・

ストレス、肉体疲労など体に負荷がかかると、活性酸素が通常よりも大量発生します。

そうなると、体の方でそれをやっつけるSODと呼ばれる酵素がたくさん使われるんですね。

SODの原料に亜鉛が使われるので、味覚まで回らない。これが亜鉛不足の原因になります。

病気にかかっている

ほとんどの場合、亜鉛不足が原因なのですが、まれに病気の可能性もあります。

慢性的な症状が治ることなく続く、味覚が日に日におかしくなっている、など明らかな変化を感じたら病気を疑いましょう。

味覚を感じる神経に障害が起こっている可能性があります。味覚を通る神経は、顔面、中耳、のどと多岐にわたります。

いずれに異常が起こっている可能性があるので、早めに耳鼻科を受診すると良いでしょう。

糖尿病・慢性腎不全・癌などにかかっている方の、”症状の一つ”として味覚障害が現れることもあるのです。

この場合は、根本となる病気の緩和が何より大事になってきます。

薬の副作用が原因になることも

普段服用している薬の成分が原因で、味覚障害になるケースも考えられます。

主に年配の方に多く見られるとのことです。

降圧薬、潰瘍治療薬、抗うつ薬、抗菌薬、抗がん薬 など様々な薬が引き金になる場合があります。

服用後すぐに症状がでないため、薬が原因だと気づかないことも多いのだとか。

キレート作用と言って、亜鉛の吸収を阻害する副作用が働くために起こります。

いろいろな種類の薬を、毎日飲んでいる方はどれがだめなのか、混乱するかもしれません。

かかりつけの医師や薬剤師に、症状を話してみるしかありません。

どういう症状があったら、味覚障害?

「味覚が変」と感じていても、実際に味覚障害なのか、判断がつかない場合もあります。

主に現れる症状にどのようなものがあるのか、調べてみることにしました。

こんな症状が出たら、味覚障害

薄味に感じる、味がしない-味覚減退もしくは無味症

味付けを薄くしていないのに、やたら薄く感じてしまう。もしくは、まったく味がしない。

特定の味覚だけ、判断できない-解離性味覚障害

甘味”だけ”を感じないなど、特定の味だけがなぜか感じられない場合。他の味はいつも通り感じる。

何を食べても変な味がする-悪味症(あくみしょう)

味付けが全く異なる、どんな食べ物を食べても味が変になってしまう。

何もないのに苦み・渋み-自発性異常味覚

口の中に何も入れてないのに、口の中が苦かったり、渋い味がいきなりする。

大きく分けると、上記4つに分かれます。いろいろな種類があるんですね。怖い・・。

味覚障害を解消するには?

何科の病院に行けばよい?

味覚に異常を感じるときは「耳鼻咽喉科」で受診するのが基本になります。

咽頭(のど)と口と鼻は繋がっているので、まとめて口の中も対象になります。

近くに耳鼻咽喉科がない・・というケースはあまり考えられませんが、内科でも受付してくれます。

ただし、この場合は事前に電話確認した方が良いでしょう。

味覚障害は何科に受診すれば良い?病院での検査・治療法 >>

東京などには、味覚外来というのもあるらしいのですが、全国的にはマイナーな存在です。


病院に行く目的は、
・味覚異常に本当にかかっているか
・神経など、特定の疾患にかかっていないか
を確認するためです。

病院に行けば、味覚障害が完治することを期待しない方が、良いです。

調べてみたところ、ほとんどの病院が、食生活やサプリメントでの亜鉛の服用を勧めるだけ。

味覚障害を直接治す薬は現時点ではありませんし、亜鉛を処方されるケースはマレなのだとか。

サプリメントは本当に効果ある?

「亜鉛不足による味覚障害」を治すには、亜鉛のサプリメントが最も効率が良いです。

実はわたしも、亜鉛サプリが良いと言うことを知り、10日ほど試してみたのですが・・

ビックリするくらい効果がありませんでした。意味ないじゃん、って。

近所のドラッグストアでDHCのやつがあったので買ってみたのですが、全然・・

そもそもサプリで良いのか?と疑問が起こって他の人の口コミを見てみました。

するとどうやら・・亜鉛サプリは「天然」ものでないと、体にうまく吸収されません・・。

亜鉛サプリの選び方、市販のものはダメ? >>

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