青汁って結局、何に効くものなのか|どんな悩みを解決する?

青汁って聞くと、何をイメージしますか?そう聞かれると、10人中9人は「体によさそう」。そんな答えが返ってくるかもしれませんね。

でもそもそも、青汁ってどんな悩みを持った人に効くものなのだろうか??健康のためっていうのもわかりますけど、あまりにぼやっとしてるし。

野菜不足を補うってのもわかるんですが。実際野菜不足が解消されたらどうなるのか?元気になるだけなら、にんにくサプリやマカでもいいですよね。

青汁の存在意義って、一体何だろう?そんなあまのじゃくな考えを解消すべく、調べてみることにしました。

青汁君、君は一体何者なんだ!?

青汁は生の野菜をたくさん使って加工したものではなくて、ケールや大麦若葉などの「ビタミンや食物繊維などの栄養素が豊富」なものを加工しているもの。

つまり、野菜を摂るというより「野菜と同じ栄養素を摂る」と言った方が正しいのです。青汁で最も期待できる栄養分は「食物繊維」。それに次いでビタミンB・C・Eやカルシウム、ミネラルやカロテン・カリウムなど幅広い栄養分が摂れるという特徴を持っています。

あとは種類によって、酵素であったり、体の巡りをよくする成分が含まれているものもあります。基本ベースは「食物繊維+ビタミン+ミネラル」と考えて良いでしょう。

青汁はどれも同じように見えますが、粉末にするのに加熱処理をしているものだと、ビタミンB・Cがほとんど摂れなくなります。そうした栄養素もしっかり補いたいのであれば「フリーズドライ・非加熱製法」のものを飲むと良いでしょう。

ただ現状では、どれがフリーズドライなのかが明記されていないケースも多く、判断に迷うところです。ビタミンBやCを集中的に摂りたいのであれば、他の選択肢を検討した方が良いかもしれません。

青汁でどんな悩みが解消できる?

男女別に、青汁を飲むことでどんな体の不調から解放されるのか。その効果が期待できそうなものについて、紹介していければと思います。まずは女性から。

[女性向け]

便秘の解消

言わずと知れた、青汁=お通じ とも言って良いくらいのもの。食物繊維がメインですので、飲み続けることで便通が改善する効果が期待できます。

どの青汁でも、基本的には食物繊維を多く含みます。ですが、主原料によって「不溶性食物繊維」と「水溶性食物繊維」の配合料に差があります。

「不溶性」とは、便に水分を含ませて便の量を増やす繊維のこと。便の量が少ない or 柔らかいという人が摂るべきものです。

「水溶性」とは、固くなった便を軟らかくする働きがあるのと、腸の善玉菌を増やして腸のぜん動運動(便を出すための運動)を活発にします。便が固くて全然でない人向け。

一口に便秘といっても、悩みによって摂取すべき食物繊維は違うのですね。

国産の青汁で主に使われている原料は「ケール・大麦若葉・明日葉(あしたば)」の3つです。

水溶性食物繊維の含有量 ※可食部100グラム当たりの数値
ケール 0.5g  大麦若葉 2.6g  明日葉 1.5g

不溶性食物繊維の含有量 ※可食部100グラム当たりの数値
ケール 3.2g  大麦若葉 44.6g  明日葉 4.1g

この表を見ると、大麦若葉が良さそうに思えるかもしれません。ですが大麦若葉のみ、厚生労働省が発表した数値(五訂日本食品標準成分表)ではないので、その信憑性は正直グレーなのです。

明日葉入りの青汁を飲むことが、便秘対策としては最も効果が期待できると言えます。明日葉入りの青汁なら「ふるさと青汁」が有名どころです。

ふるさと青汁
 

ダイエット

意外と知られていない、青汁のダイエット効果。飲むだけで痩せる!という効果は残念ながらありませんが、「痩せやすい体質を作る」効果が期待できます。

どの青汁を飲んでも、そうした効果が期待できるわけではありません。ダイエット効果に特化した「神仙桑抹茶」という青汁があります。

食物繊維がメインなので、お通じを良くしてダイエット。桑の葉で余分な糖分の吸収を防ぎ、代謝を良くするカリウム、脂肪燃焼をサポートするカテキン。

余計な脂肪がつきにくい「土台」を作るための青汁というのもあるんですね。普段から運動やエクササイズはもちろん必要ですが、その効果を高める役割として、愛飲する方も多いようです。

神仙桑抹茶ゴールド

むくみ解消

女性であれば、夕方以降に足がむくみやすい・・という方も多いのではないでしょうか。特に仕事で立ちっぱなし、もしくは座りっぱなしの場合ですと、パンパンになる傾向があります。

むくみ用の「カリウムサプリ」が数多く市販されていますが、実は青汁特に明日葉には、たくさんの「カリウム」が含まれているんです。

カリウムはむくみの原因、体内の水分を排出する作用があります。また、塩分の摂りすぎて水分が溜まらないように調整する役割もあるんですね。

カリウム単独でとるよりも、色々な栄養素が含まれた青汁の方が、体の健康には良いのです。種類によっては、カルコンと呼ばれる体の巡りを良くする成分も含まれ、余分な水分を出しやすくするようにサポートします。

着圧ソックスやマッサージでは、むくみってその場しのぎなんですね。サプリをうまく使って、体の内側からケアすることで、むくみにくい体質を作ることができます。

間食代わりに

仕事をしている女性は、残業の時に間食をしてしまいがち。そういう時にお菓子を食べると、太る原因になりますよね。

間食代わりに食べられる、スティックタイプの青汁というのがあるんですね。ゼリー状になっていて、腹持ちも良い。食物繊維中心なので、カロリーがほとんどなく小腹を満たすことができるものがあります。

美感青汁

[男性向け]

老化防止

加齢によって、体内には活性酸素と呼ばれる悪玉物質が蓄積しやすくなるんですね。それが成人病や癌の温床になっているとも言われています。

老化現象を防ぐのに効果的なのが、SODと呼ばれる酵素です。もともと人間の体内にあるのですが、加齢とともに(30歳を過ぎると特に)生み出す力が衰えてしまうんですね。

大麦若葉には、SODを配合しているので、活性酸素対策ができるのです。生活習慣病の予防に、効果が期待できます。

他にも、食物繊維が血液サラサラ効果があり動脈硬化の防止に役立ったり、野菜不足による高血圧の予防だったり。同じく食物繊維が、コレステロールを改善してメタボ予防にも効果が期待できます。

やわたの青汁