スーツのクリーニングのいろは|出す頻度・料金・注意点を解説!

どれぐらいの頻度で洗濯(クリーニング)するのが理想?

スーツをクリーニングに出す頻度は着る人によって違いますが、一つの目安をお伝えします。

スーツを着る機会は多いけど汚さなかったり、デスクワークでほとんど汗をかかなかったりする人は夏は2週間に1回、冬は1シーズン(大体3ヶ月)に1回出すのがいいです。

スーツを着ない人は夏1回、冬は衣替えの時に出すといいでしょう。

よくわからないな、という人は大体10回着たらクリーニングに出そうと目安を決めておくのもいいです。

頻繁にクリーニングに出してしまうと傷んでしまうので(実際傷ませたことがあります)、日頃のメンテナンスをしっかりしておくといいでしょう。

自宅でスーツを洗濯する場合の簡単な手順と、注意点

自宅でスーツを洗濯する場合、洗濯表示をきちんと確認してからにしましょう。

洗濯機で洗濯する場合、上着の前ボタンとズボンのチャックをきちんと閉めてから2つ折りか3つ折りにします。

3つ折り以上に折ってしまうとシワになってしまうのでやめましょう。そして折りたたんだスーツを洗濯ネットに入れます。

弱水洗コース、ドライコース、おしゃれ着コースのどれかを選んで洗濯します。そして脱水するのですが、洗濯機の脱水機能を使う場合は30秒以内にしましょう。

使わない場合はタオルドライで脱水しましょう。手洗いの場合は洗濯桶に中性洗剤を溶かした水を張って2、3回優しく押し洗いして浸け置きします。そして洗剤や汚れがで出なくなくまで水ですすぎます。

クリーニングに出すのは、家で洗うのと比べてどう違う?

スーツを自宅で洗うよりクリーニングに出した方が手間がかからず汚れが落ちます。ただ、頻繁に出すと傷んでしまうので使い方に合わせて調節しましょう。

スーツをクリーニングに出した時の料金は店によって違います。一般的なクリーニング店でドライクリーニングすると1,000~2,000円になります。

その中でドライクリーニングでは落ちない汚れを落とすウェットクリーニングにすると2倍の料金になります。

高級クリーニング店では一般よりも高い5,000円~になります。

宅配クリーニング店だと一般と同じぐらいの料金ですが、送料手数料などを取られる可能性が高いです。仕上がり日数は即日~大体1週間ぐらいです。

即日だと乾燥しきれていない場合があるので自宅でしっかり乾燥させた方が良さそうです。

クリーニングから戻ってきた後の保管収納

クリーニングから戻ってきた時のスーツには必ずビニールがかけられています。そのまま片付ける人が多いかと思いますが、ビニールは必ず外してください。

ビニールをかけたままだと湿気がこもりやすくカビが生えやすくなります。なのですぐに外しましょう。

そして、風通しのいい所で2、3日陰干ししてから不織布のカバーなどをかけてクローゼットに保管しましょう。

スーツは針金ではなくスーツ専用のハンガーにかけて保管した方がいいです。

針金だと変なかたちになってしまう可能性があるので。そして、畳んでしまうとシワになってしまうのでかけた方が保管しやすいです。

スーツが増えすぎた場合の対処法

スーツが増えすぎてしまった場合は断捨離します。汚れやシワ、てかりが消えないスーツはごみとして捨てます。

そしてまだ綺麗な場合はフリマアプリに出すか、着られる人に譲ります。さすがに喪服は譲れないので自分で処分します。

スーツの自宅保管で気をつけたいことは、虫食い、カビ、汚れ、シワです。

これは他の衣類にも共通するところです。保管する時には必ず陰干ししてから。そして保管している時は風通しを良くする。クローゼットなら扉を開ける、収納ケースなら蓋を開けましょう。

あとは乾燥剤と防虫剤を使いましょう。気をつけていれば長く着られます。

スーツのテカりの取り方

スーツの一部分だけが、テカテカになった経験ありませんか?

テカりが起こる原因は、摩擦の表面の繊維がつぶれてしまったもの。通常ならスーツの生地は表面に凹凸があるのですが、繊維がつぶれてしまい「真っ平」な状態になるのです。

平べったくなった生地に太陽や照明などの光があたると、光が反射しやすくなりテカって見えてしまいます。

着用しているときに、スーツ同士や椅子などと「こすれあう」ことにより、どうしても起こってしまいます。

また、アイロンがけすることで熱による圧力が加わり、繊維がつぶれてしまいます。

対処法ですが、もともと削れたわけではないので、洗濯することで繊維の凹凸が元通りになるケースもあります。

テカったからすぐ買い替え・・と思う前に、まずはできる限りのケアをしてみましょう。クリーニング屋さんでしっかり洗う方が、復活しやすいのでまずは洗濯屋さんに出しましょう。

また、汚れやほこりをとる「ブラッシング」でも繊維の表面を浮かせる働きがあります。