1.Yシャツはどれぐらいの頻度で洗濯(クリーニング)するのが理想?
Yシャツは1回着たらすぐに洗濯するのが基本です。
下に肌着を着ていたとしても、Yシャツは直接肌に触れることが多いものなので皮脂汚れや汗が付着してしまいます。そこから臭いが発生します。
自分では大丈夫だろうと思っていても、悪臭の可能性があると嫌われる原因になるので注意したいところです。
2日に1回などすればラクですが、1回着たらその日のうちに洗濯してしまう習慣をつけましょう。
ちなみに冬は大丈夫だろうと思いがちですが、実は夏よりも冬の方が濃い汗をかいてしまうので、冬こそ洗濯をしなければいけません。
夏でも冬でも1回着たら洗濯することが、清潔感をキープするためには必須と言えそうです。
Yシャツの素材による特徴
■ 綿(コットン)
一番Yシャツの素材として使われているのが天然素材の「綿」です。
肌にやさしい着心地で、熱にも強く耐久性もあるため、繰り返し洗濯しても劣化しにくいのが特徴です。
家庭での洗濯はもちろん、クリーニングに出しても問題ない素材です。ただ、家庭で洗濯すると縮むこともあるので注意しましょう。
■ 麻(リネン)
同じ天然素材のコットンに比べても丈夫なもので、着心地がしっかりしているのが特徴です。
ただし綿よりもシワや縮みが出やすい素材ですので、クリーニングに出すことをおすすめします。
自宅で繰り返し洗濯したいのであれば、少し大きめのサイズのものを買うと良いでしょう。
■ ポリエステル
人工的な繊維で作られた素材です。天然素材と違いシワになりにくく、縮みにくいので洗濯向きです。
ただ、通気性や着心地は綿や麻に比べるとよくないので、好みが分かれるところです。
2.自宅で洗濯する場合の簡単な手順と、注意点
自宅で洗濯をする場合、まずは取り扱い絵表示を見ましょう。
このタグを見れば手洗いなのか、洗濯機なのかが一目でわかります。手洗いマークがあったら手洗い推奨です。その時は手洗いか洗濯機の手洗いコース、またはドライコースで洗濯するようにしましょう。
中には漂白剤がダメだったり、家では洗濯出来ない素材だったりもするので、きちんと取り扱い絵表示を見てから洗濯する習慣を心がけることです。
そして洗濯する時にまず最初にすることは、汚れがついていないかをチェックすることです。
襟の内側、袖口は肌に触れるので皮脂汚れがつきやすくなっています。黄色くなったり・黄ばみがないか確認します。
あとは前身ごろの下腹部も確認してみてください。知らない間に食べ物や飲み物の汚れがついていたりします。
汚れていた場合は自分で汚れを落としてから洗濯機に入れるようにしましょう。あらかじめ汚れを落としておかないと、と洗濯機では落としきれません。
ワイシャツの襟汚れは、どう落とす?
Yシャツで一番汚れがつきやすく落ちにくいのは、袖もそうですが「えり周り」。首とYシャツの生地が直接触れあう場所ですので、皮脂汚れが付着しやすいのです。
基本的に「油汚れ」になりますから、自宅で洗濯機にそのままかけるだけでは「しつこい汚れ」は落ちません。
洗面器にぬるま湯を入れて、食器用洗剤か中性洗剤をうすめて混ぜます。そこに襟汚れのついたYシャツをいれて「もみあらい」をします。
汚れが落ちなければ、歯ブラシで襟をこするという方法も有効です。ただあまり強く長時間こすりすぎると生地を傷めますので、ほどほどに。
ある程度、黄ばみや黒ずみが目立たなくなったら、洗濯機にかけて洗いましょう。
3.クリーニングに出すのは、家で洗うのと比べてどう違う?
Yシャツをクリーニングに出すと高温・高圧のプレスにより、生地が傷みやすくなるため1ヶ月に1回~1シーズンに1回が理想的です。
毎日同じYシャツを着ないように5枚は持つようにしましょう。
ただしシーズン終わりやしばらく着ない時はクリーニングを利用しましょう。洗濯では落ちなかった汚れが落ち、そして殺菌処理もしてくれるので効果的です。
Yシャツのクリーニングの料金はわりと安めに設定されていて、大体200~300円です。仕上がり日数はクリーニング屋さんによって違いますが、大体即日~5営業日のうちに仕上がります。
白洋舎やホワイト急便あたりが、全国展開しているクリーニング屋さんの定番です。
4.クリーニングから戻ってきた後の保管収納
Yシャツに限らずにどの衣類にも共通しているのは、クリーニングから返ってきた時にかけられているビニールは必ず外すこと。
クリーニング屋さんが用意してくれるハンガーにかかっている場合もそうですし、畳んだ状態でビニールがかかっている場合も同様です。
ビニールに入れたまま保管して次に出した時に、黄ばんでいたり臭いがしたりすることはよくあります。通気性が悪いので湿気がこもりやすいからです。
必ず防虫カバーや不織布カバーなどを使って保管してください。その前に仕上がりを確認してから保管しましょう。
保管場所はクローゼットなどです。
Yシャツはたたんでも大丈夫ですが、理想的なのはハンガーにかけることです。
あとは普通に生活していて不快感がない場所であれば問題ありません。直射日光にさえあたらない場所であれば、保管場所にそれほど神経質になりすぎないことが大切です。
YシャツはCDラックのようなケースに1枚1枚たたんで魅せるアイデアでもいいですし、そのままクローゼットのハンガーにも収納できます。
Yシャツのきれいなたたみ方
5.Yシャツが増えすぎないように、断捨離するコツ
Yシャツの保管場所はクローゼットか生活していて不快感がない場所であれば大丈夫です。
クローゼットであればたまに扉を開いて換気することも大切です。湿気は大敵なのに、なかったらなかったで良くないというのも難しい話ですが。
Yシャツが増えすぎた場合は、断捨離をしましょう。
大体5枚持っているのが平均的な目安ですので、5枚を基準にして断捨離することをおすすめします。
増えすぎても少なすぎてもいけません。
型崩れや黄ばんできたなと思うYシャツはまず捨てましょう。
あとはサイズが大きい・小さいもの。そして理想的なのは1枚買ったら1枚捨てる。これを心がけるとまず増えません。なので、知らない間に増えてしまう人はこれを心がけてみましょう。