ファスナーの直し方|家で即効で直す4つの方法と修理について

ファスナーのトラブルって、案外多いものです。

お気に入りの洋服やバックだったら大ショック!いざという時に外れたり、閉めたと思ったら反対側が開いてたり…なんて経験ありませんか?

ファスナーが壊れた時の原因や対策についてご紹介したいと思います。

1.ファスナーが外れる・壊れる原因

 

普段何気なく開け閉めしているファスナー。意識して探してみると実に様々な物に使われていますよね。

日常的に使われているからこそ、その頻度が多ければ多いほど当然ファスナーにも負担がかかり、壊れやすくなります。

洗濯機でガラガラ回して破損したり、アイロンの熱での変形。

きつくなった洋服を無理矢理着たり、パンパンに詰めたカバンを閉めたりといった過度な負荷をかけることによって壊れてしまった…なんてこともよく聞きます。

2.お悩み別、ファスナーの直し方

ファスナーの両方が開く(閉めた場所がすぐ開く)場合

何度も開閉を繰り返すうちに、スライドする部分が緩んで開いてきてしまい、きちんと噛み合わないことが原因で起こります。

この場合はペンチなどを使ってスライド部分を軽く挟んで締めてみましょう。こうすることできちんと噛み合うようになりますよ。

コツはファスナーを締めていく下部の方を挟むことです。

簡単ですが、閉めすぎてしまうと今度はファスナーの動きが悪くなってしまいますので、少し締めては動かしてみる、と繰り返すことで失敗しにくくなります。

ファスナーが噛んでしまったときは?

これはかなり発生頻度が高いですよね。急いでいるときに限って噛んでしまったり、私の場合、子供にジャンパーを着せる時によく起こります。。

解決方法は2つ!

①ファスナーを動かす前に噛んだ布を引っ張る

 引っ張る方向は、ファスナーに対して水平に行うとうまくいきやすいです。

ゆっくりと布を引っ張りながらファスナーを動かしてみてください。もし近くに人がいたら手伝ってもらうとやりやすいです。

②温め&小道具

 デニムなどの固い生地の場合、①では難しいかもしれません。

そんなときはドライヤーで軽く温めます。

そうすることでファスナーがやわらかくなるので、ここで先の尖ったものを用意し、布とファスナーの間にひねるように入れると生地が取りやすくなります。

ピンセットや爪楊枝、マイナスドライバーなどがおすすめ。

ファスナーが外れてしまったら?

動かなくなったファスナーを、イライラしてありったけの力で引っ張った結果、ファスナーの片方が完全に外れてしまったパターンです。

この場合、力わざになってしまいますがスライダー部分をマイナスドライバーで少しずつ開き、そこへ外れた側をねじ込む。

そして開いたスライダーをペンチなどで元に戻すという方法。だだし力が必要になりますので、女性は少し難しいかもしれません。

ファスナーの滑りが悪いときは、どうする?

なんの前触れもなく突然ファスナーの滑りが悪くなることがありますよね。スムーズに動かないとストレスに感じてしまいます。

そんなときはローソクとリップクリーム!

※どちらでも構いません。リップクリームの場合は無色で保湿力の高いものを。

歯ブラシに擦り付けたら、ファスナーの部分上から下まで左右とも全体にゴシゴシとブラッシングしていきます。

塗り終えたら数回ファスナーを開閉して馴染ませるだけでOK。滑らかに動くようになるハズです。

3.ファスナーの取り換え、修理について

ファスナーを自分で取り換えることはできる?どこで売っている?

裁縫経験があればファスナーを自分で取り換えることも可能です。

ファスナーは手芸用品店に売っていますし、最近では100均にも豊富な種類が置かれていたりします。

今ついている壊れたファスナーを生地を傷めないように慎重に外していき(このとき手芸用の先の細いハサミを使うと便利です)、元のファスナーがついていたところに新しいものを縫い付けていけば完成です。

手先が器用な方は修理に出すよりお得に直すことができますね。

修理屋さんにお願いするならどこ?

洋服のリフォーム店やYKKで修理が可能です。

大手のショッピングセンター内にもお直ししてくれるところがあります。近所のクリーニング屋さんなども修繕屋さんとの繋があったりするので聞いてみても良いかもしれませんね。

費用ですが、ファスナーのうち、手でもってジーっと動かす部分をスライダーといいます。

そのスライダー部分だけの取り換えの場合、目安としては1か所2000円です。

ファスナー全体を取り換える場合は縫製料(技術料)+ファスナー代がかかります。

値段は様々ですが、一般的なファスナーであれば1㎝150円前後。目安としてはパーカーのファスナーで4000円程度かかります。

あとは普段使っているものが、どれくらいの値段によるかで修理を検討してみるとよいかもしれません。