妊娠5ヶ月なのにお腹が小さい?元気な子供が生まれるか不安なママへ

妊娠すれば当たり前にお腹が大きくなってくると思っていたけど…。中期に入っても妊娠に気づかれないくらいお腹が小さい人もいます。

実はわたしも子供がいますが、なかなかお腹が大きくならなくて不安になった経験があります。どうして妊婦さんによってお腹の膨らみに差があるのでしょうか。

何週目くらいから、お腹が大きくなる?

一般的にお腹が大きくなり始めるのは妊娠12~15週目。20~23週目の妊娠中期ぐらいになるとお腹の膨らみが目立つようになってきます。

ですがこの段階でどのくらいお腹が大きくなるかは個人差が非常に大きいと言われています。

特に痩せている方や、腹筋が強い女性などはお腹が目立たない場合が多く、お腹が前に突き出るのではなく「横に広がる」というタイプの人は、お腹の大きさがわかりにくくなってしまうようです。

一般的な目安をあえていうのならば、5か月目くらいといったところでしょうか。

どのくらいの体の大きさになるのが普通?

この頃の赤ちゃんの大きさは25センチほど。体重は250~280gくらいといわれています。

けれど胎児の成長もまた個人差がありますので、小さめの赤ちゃんですとママさんのお腹もそれほど大きくならないのかもしれません。

ママさんの体重は、1カ月に1㎏強ずつ増えたとして、5カ月目では5~7㎏増えているくらいがベストですね。

あまり太りたくないからと食事を控えたりせず、しっかりとバランスのとれた食事を取ってママさんにも赤ちゃんにも栄養を届けましょう。

お腹が大きくならない原因は?

1.赤ちゃんが小さめ

 前述のように赤ちゃんの成長もそれぞれで、ゆっくりとしたスピードで大きくなる赤ちゃんの場合、ママさんのお腹もそれに合わせてすぐに大きくならないのかもしれません。

2.骨盤の形の違い

 体の大きさに関係なく、骨盤の大きさというのも個人差がかなりあると言われています。

骨盤が大きく奥行がある女性の場合、そうでない方に比べて腹部内のスペースを広くとれるためにお腹が目立たなくなるそうです。

3.羊水の量が少ない

 羊水の量が少ないために、お腹がでていない場合もあります。

これも個人差があり羊水が少なめの方もいますが、量が100ml以下ですと「羊水過少」といって検査が必要になりますので注意しましょう。

4.赤ちゃんの発育不全というケースも

 なんらかの原因で本来発育すべき大きさに育っていないという場合もあります。該当週数の一般的な大きさと比べて明らかに小さい時は医師の診断で慎重に経過を見守る必要があります。

安定期に入って流産する可能性はある?

妊婦の流産する確率は全体の約15%と言われていて、そのうちの8割が妊娠初期に起こります。

安定期以降の流産の確率は低いのですが、リスクがないわけではないので安心しきって無理することのないよう注意しましょう。

どのタイミングで、婦人科に相談したらいい?

あまりにお腹が小さいままだと、赤ちゃんは本当に大丈夫なのだろうかと不安になってしまいますよね。

私も妊娠中、予定日の近い友人の膨らんだお腹を見て焦った覚えがあります。でも妊娠中期あたりでは小さかったお腹は、後期にはふっくらとして、元気な赤ちゃんを出産することができました。

臨月でも全く目立たない方もたくさんいるそうですので、不安な時は検診時に先生に相談して、とにかく赤ちゃんが順調に育っているのであれば問題ありません。

妊婦さんにストレスは禁物ですから、気になる時にはすぐに受診や診察で不安を解消するようにしましょうね。

妊娠5か月で、ママがやっておくべき体調管理

鉄分を多く摂取しましょう

 妊娠中期を過ぎたあたりから、貧血に悩まされるママさんは少なくありません。

レバーやしじみ、赤み肉、高野豆腐、ほうれん草などの鉄分が含まれる食品を多く食べるよう意識しましょう。

最近ではサプリメントも充実していますので、うまく取り入れてみるもの良いかもしれませんね。

適度な運動

 安定期とはいえ激しい運動は厳禁です。適度な運動をリラックスしながらやってみましょう。

妊娠中は血行が滞りやすいので、足がむくまないようにストレッチしてみたり、ゆっくりとお散歩を楽しむのも良いですね。

運動不足の予防と、急な体重増加にならないように気を付けましょう。

マタニティウエアの準備

普段来ていた服がだんだんと着づらくなってくる頃だと思います。下着や洋服でお腹をしめつけないようにゆったりしたものを数枚用意して快適に過ごせるよう準備しておくと便利です。

戌の日の安産祈願

戌の日のお祝いとは、妊娠5カ月目の戌の日に神社で安産祈願するという日本独自の行事です。

戌の日は1カ月に2~3回あり、ネットですぐに検索することができます。

祈願に行くかどうかはパパママの考え方次第ですが、一生に何度もある機会ではないので赤ちゃんの成長を願ってぜひ安産祈願してみてくださいね。