30代なのにトイレが近い!若い男の頻尿にある2つのタイプ

わたしは普段会社で仕事してますが、トイレで席を立つことが多くて困っています。そう、頻尿ってやつです。

水分摂取は人並みだと思うのですが、会社にいると2時間おきくらいにトイレにいきたくなってしまいます。内勤なので明らかに不自然なんですよね・・

トイレなのか?さぼっているのか?いろんなことを勝手に頭の中で考えてしまいます。きっと、誰も気にしていないのに。ああ自意識過剰。

まだ頻尿になる年でもないし、これって何かの病気の前兆なのかな―と心配にもなってきたので、調べてみることにしました。

内勤でなかったとしても、妙にトイレが近い方の参考になればと思います。

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何回くらいが普通なの?

トイレが近い、と思ったのは周りの人と比べて、明らかに自分がトイレに行く回数が多いからです。そもそも、人って一日にどれくらいトイレに行くのでしょう?

1日に平均何回トイレに行くものか。これについては、かなり情報がいろいろあります。どれを信頼してよいのかわからない。みんな好き勝手言い過ぎなんじゃないかっていう。

最も信頼できそうな「日本泌尿器科学会」によると、以下の見解です。

一般的には、朝起きてから就寝までの排尿回数が8回以上の場合を頻尿といいます。しかし、1日の排尿回数は人によって様々ですので、一概に1日に何回以上の排尿回数が異常とはいえず、8回以下の排尿回数でも、自身で排尿回数が多いと感じる場合には頻尿といえます。

そうなんですねー。個人差があるもので、敢えて頻尿と位置付けるなら8回。でも結局は自分で多いと思ったらそれが頻尿だと。

その理屈で行くと、わたしは「頻尿」に晴れて認定されることになります。こういうのって、調べてみて実は違った・・というパターンを期待していたのですが、見事にあたってしまいガッカリするパターン。

トイレが近い原因は2つある

頻尿といっても、膀胱などの体の機能が衰える以外に、心理的な影響によっても近くなるようです。「心因性頻尿」という呼び名があります。

緊張する場所にいたり、トイレにしばらくいけない環境に身を置くと、妙にトイレがしたくなる経験ってありませんか?

実際に尿が膀胱にたまっていないのに、尿意だけが先走って感じてしまう状態です。本来なら尿が溜まると大脳にその刺激が伝わり、尿意を感じます。

心因性頻尿の場合、緊張や不安・ストレスにより交感神経が活発になり、膀胱が収縮することがあります。その結果、尿がなくても大脳が反応してしまい、尿意が出てくるのが「心因性頻尿」なのですね。

体が悪いわけではなくて、心の問題で起こる頻尿。振り返ってみれば、職場で緊張感があるから、そのせいでトイレが近いのかなーと思い当たる節もあり。

いかがでしょうか?不安や緊張を感じると、トイレに行く回数が明らかに増えたりしませんか?

心因性頻尿かなと思ったら、泌尿器科にかかる必要があるようです。抗コリン薬と呼ばれる薬を処方してもらい、膀胱が収縮するのを抑えることができます。

もう一つの方法として、心療内科にいき、精神を安定させる薬を処方してもらうのも1つです。頻尿以外に、メンタル面で不安定になりやすい方は、心療内科の方が良い場合もあります。

体の不調によりおこるもの

緊張やストレスとは無関係に、リラックスしている状態でもトイレが近くなる・・こういった症状が出ている場合は、心ではなく「体」の機能がうまく活動していません。

原因の1つとして考えられるのが「過活動膀胱(かかつどうぼうこう)」。尿は膀胱で貯めることができますが、排尿筋という膀胱の筋肉が収縮すると尿が少ししか溜められずに頻尿になってしまいます。

なかでも、日本で800万人以上の人がこの症状で悩んでいるとのこと。かなりの数になりますよね。

ただこのケースですと、男性ですと40歳以降に発症するケースが多く(加齢によるもの)や、出産を経験した女性の骨盤の筋肉が弱くなることで、膀胱に影響が出てくるケースがあるようです。

過活動膀胱の場合は、泌尿器官での薬物治療を受けるのが一般的のようです。膀胱が勝手に収縮しないように、薬を処方してもらうのが効果的です。

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