ホワイトニングって実際どうなの?歯医者で実際に試してみた

歯が黄色い。鏡に向かって口を開けたら、自分にがっかりしてしまう。歯磨き粉でゴシゴシしても、一向に変わらないし・・

わたしは歯が黄色いです。今30代なのですが、10代のころから黄色いなとは思ってました。でもなぜでしょう、最近特に嫌だなーって思うようになりました。

特に黄ばんでいるから、恋愛でふられたとか、嫌な扱いを受けたということはありません。でも印象を良くしたいなって、今更ながら思うようになって。

歯医者のホワイトニングって効果があるらしいから、近所で白くしてくれる歯医者さんをリサーチ。実際に体験してきました。

治療を受けてみて、どう変わったのか。お金は、注意点は?公開したことは?いろいろと語っていきたいと思います。

歯医者選びはどうやった?

ネットで、「○○ ホワイトニング」という言葉で検索して調べました。○○は自分の住んでいる地域です。

歯医者情報をまとめているサイトにヒットしまして、そこに乗っている歯医者さんを片っ端から調べていきました。

しっかりホームページを持っていて、具体的な情報が書かれてないところはパス。当時は、ホワイトニングについて知識がなかったので、なんとなくイメージで、ここが良さそうかなと決めました。

新しい機械を導入しているところの方が、効果が高そうなイメージがありました。なので「最新のLED機械を導入した、痛くないホワイトニング」をうたっている歯医者さんに予約を入れました。

~注意!~
わたしのように、事前知識なくイメージで歯医者を選ぶのは危険です。どういうことを調べたら良いのかは、追って紹介していきますね。

実際の治療の流れ

事前にカウンセリング的なものを行うかと思いきや、電話予約の際に費用のことを言われました。

なのでその分のお金は用意して向かいました。

仕事が終わって、白くなる自分にワクワクしながら行きました。

そして受付を済ませ、10分ほど待つと診察室へ。いきなり治療をするようです。話が早くていいね―。

はじめに先生が来て、治療の概要を説明。あとは若い歯科衛生士さん?にバトンタッチ。

「えっ?先生がしてくれるんじゃないの?」と不安になりましたが、いきなり目元に布をかぶせられて視界はさえぎられる。

「大きく口を開けてください」と言われて、いわれるがままにする。

すると、口の中に脱脂綿のようなものを詰め込まれます。薬剤が口の中に落ち込まないようにするためのものらしいです。

歯茎と上下唇の間はまだ良いのですが、舌を上にあげて、その隙間にも脱脂綿が。

わたしは嘔吐反応が人より強いらしく、この段階でおえっとなりました。

作業は淡々と進められます。前歯や犬歯1本1本に、薬剤を塗っていきます。塗った感触はありますが、痛んだりしみたりはありません。

その後、LED照射。「ピッ」という音がするたびにLEDが光り、2~3本の歯にあてているようです。あたっても痛くもなんともありません。

ただ、その間にも吐き気はすごくて・・唾をかろうじて飲み込みながら、必死に吐き気を耐えていました・・

早く終わんねーかな。辛い。辛すぎる。

ただ照射するだけなのですが、妙にゆっくり、そして何往復も歯にあてます。

10分くらいはあてていたと思います。それを2セット。

これ、普通の人なら何ともないかもしれませんが、おえっとなりやすい人は気を付けたほうがいいです。死にそうになります。

通常であれば、これで終了のようですが、先生が来て、歯の模型と私の歯を鏡でみながら、「あまり白くなってないですね。追加料金はいりませんので、もう1度予約してください」と言われました。

良心的といえば良心的なのですが、またあの嘔吐反応が起こるかと思うと・・

でもせっかくここまで頑張ってきて、お金をどぶに捨てたくないし。と思いました。

再度ホワイトニングを受けたが・・

そして2回目。足取りは重かったです。何回やめようかと思ったか・・光をあてる前に、歯科衛生士の方に事情を話したところ、脱脂綿の量を少なくしてもらいました。

いやいや、量の問題ではないんだが・・仕方ない。

ふたたび頑張りました。嫌な汗をいっぱいかきました。ゴールしたマラソンランナーのような気持ちです。頑張ったよ、俺。

後で会計の時に受付の子が「嘔吐反応が出る人は、笑気ガスを使うという方法もありますので、またいらしてくださいね」と。

もっと早く言ってくれ!!!

そして結果は・・歯の模型と鏡に映った自分の歯を比較されて、4段階白くなったので、効果はありました。と言われました。

歯の模型は、黄ばんだ歯の色味の濃さ別にずらっと並んでいて、だいぶん白い状態の歯の色に近づいたのはわかるのですが・・

パッと見、ほとんど変わってない!!!

歯の模型を見せられて、実際白くなっているような気もするし、ここで喧嘩してもしゃーないな。と思って帰ることにしました。二度とこんな歯医者に来るもんか。敗者ですね、わたしは。

案の上、職場に行っても、友人に会ってもだーれも気づきません。誰か一人くらいは、「あれ?白くなった?」って言うかと思ったのですがw意味ねーよ。

気になる費用は、30,000円なり。

歯医者によっては、1つの歯ごとにいくら・・というところもあるみたいですが、私のところは総額制でした。

それっきり、歯医者でホワイトニングしようとは思いません。

安全性という面では、まったく問題ないと思います。治療中も痛くないですし、終わったあとも知覚過敏になったり不具合は一切ありません。ただ、白くない。それだけなのです。

反省点

歯医者選びをしっかりして、事前知識を持っていないとダメなんだなというのを、痛いほどわかりました。高い金払っているから、あとは全自動、と思ったら痛い目にあいます。

歯医者でのホワイトニングには、大きく分けて2つあります。薬剤に注目です。

ポリリンホワイトニング

最近の主流になっているのが、このタイプのようです。ポリリン酸を薬剤として使用しており、歯を傷めずに安全に白くする方法です。

ポリリン酸は、歯についた着色汚れを落とす効果がある成分です。同時に歯をコーティングして、ステインの再付着を防ぐ予防効果もあります。

歯を傷めないという安全性はありますが、黄ばみを落とす効果としては、これから紹介する「過酸化水素」より落ちます。

歯の色味を変えるのではなくて、汚れを落とすのが目的です。

歯の黄ばみがそれほど深刻でない人、知覚過敏のリスクを避けたい人には向いています。ただ、ポリリン酸であればわざわざ歯医者で高い金を出さずとも、市販品の歯磨きジェルで、ポリリン酸入りのものがあります。

3,000円程度で変えるので、それを使ってみてダメだったら歯医者・・という選択肢もアリだと思います。

ポリリン酸入りの歯磨きジェル

過酸化水素・過酸化尿素

一般的に、オフィスホワイトニング(歯医者でのホワイトニング)の主流となるのがこの薬剤です。

薬剤と光を使って歯を白くします。過酸化水素から発生した「フリーラジカル」というものがエナメル質の中の着色物質を分解します。

この時に歯の表面にあるエナメル質に働きかけ、半透明な色を白く変える効果があります。

もともと黄ばみは、エナメル質が透けて中の象牙質の色が見えるために、黄色く見えてしまうんですね。

すりがらすのように「マスキング」する働きがあって、黄色く見えにくくするという効果があるようです。

一部の説では、象牙質の色を直接白くする作用があるとも言われていますが、根拠はありません。

歯医者によって、過酸化水素・尿素の濃度をどの程度にするのかが違います。10~30%の間での選択になるようです。

LED照射など、光を当てるタイプのものはこちらになります。

生まれつき歯が黄色い人、もしくは着色汚れがこびりついてひどい人が、この方法を選択するようです。

ただ、濃度によって結果が左右されるのが難しいところです。

歯医者選びの時は、どのくらい白くできるのか、どういう仕組みで白くするのか。その説明を事前にカウンセリングできる歯医者を選ぶ慎重さが必要になります。

その時に、今までお話しした知識があれば、自分で判断することができるようになるかと思います。

口コミ情報は、その人の歯の状態によってマチマチですので自分に必ずしもあてはまるとは限りませんので。