夕方から夜にかけて、足がむくんでパンパンになってしまう。わたしは男なのですが、職場の女の子との会話の中で「むくみの辛さって、大変なんですよ~」という言葉を聞いたのがきっかけで、むくみについて興味をもったんですね。
ささっと調べてみると、むくみは世の中の女性の多くが経験すること。働いている人や主婦の方、出産を経験した方まで幅広い立場の方が、悩んでいるみたいですね。
ということは、この記事がもしかしたら世の女性たちを救うきっかけになるかもしれない、そういう使命感をもって、リサーチしてみることにしました。誰も期待してないと言われればそれまでですがw
世の中の女性は、どんな風に悩んでいる?
他の女性は、足のむくみでどれだけ悩んでいるのか気になりませんか?製薬メーカーが行ったむくみ調査を見ると、いろいろと興味深いデータが出てきました。
女性の半数が、足のむくみを持っている。
この数値を多いとみるか、少ないと見るか判断が分かれるところ。経験したことがない人が、全体の49.2%もいることに驚きを感じませんか?
むくみって立ちっぱなしなどの姿勢の問題と考えられがちですけど、ならない人はならない。体質の問題も大きく関係しているということが読み取れます。
足のむくみの頻度は、3割近くがほぼ毎日
毎日当たり前の様に起こるむくみ。毎日経験している人が大半でも、さほど驚きはないでしょう。
むくみによる症状は、「靴下の跡が消えない」が最も高く、「足のだるさ」や「重量感を感じる」のがそれに次いで、「冷えやすくなる」が4番目に症状が多い。
仕事終わりにだるさや、パンパンになって重さを感じるケースが多いようですね。経験済みの方も多いのではないでしょうか。
注目すべきは「冷え」。むくみの症状の一つとして、冷えが関係していると感じている女性が多いという結果がでています。
・むくみで困ることは「足が太く見えること」「足にメリハリがなくなる」「素足が出せなくなる」が上位を占める。
足の重さやだるさもそうですが、”見た目”による影響を気にされている方が多い傾向にあるようです。男ならまず、だるさばかりが気になると思いますが。その辺は美意識の違いと言えるでしょう。
(参考:エスエス製薬の調査より)
どうでしょう?女性1,000人に聞いたアンケート結果。「なるほどな、これあるある」と思う意見もある一方で、「意外と他の人はこんなことを気にしてるんだ」という発見にもなったのではないでしょうか。
むくみの原因、正しく理解してます?
製薬会社のアンケート調査を見ていて感じたのは、女性によって感じる悩みはある程度似ている。でも、むくみがどうして起こるのかについて、”とらえ方”はマチマチのような気がするな・・と。
「冷え」ているからむくみやすい、と考えている人もいれば、立ったままの状態が続くことでむくみやすいと考えている人も。
実際のところ、むくみを起こす本当の原因って何だろう?と思い調べてみました。
そもそも足がむくむのは、余計な水分が皮膚の下の皮下組織に残ってしまい、それが皮膚を圧迫するため。
通常であれば、体内で生まれた余分な水分は血液と共に回収されるもの。その”回収作業”がうまくいかないために、ふくらはぎや足首などの皮膚に水分がたまり、パンパンになります。
回収作業を行うのは静脈を通る血液で、足の先から心臓に向かい流れるものです。重力に逆らうため、足のふくらはぎの筋肉がポンプの役割を果たし、血液をぎゅっと絞り出すように流します。
立ち仕事や座り仕事など、長時間同じ姿勢でいることが多いと、ふくらはぎの筋肉が使われないために、助脈を通る血液がスムーズに流れず、水分が残ってしまうのですね。
これらのことから言えるのは、
長時間同じ姿勢をとる→ふくらはぎの働きが悪くなる→血流が悪くなり→水分が残り→むくむ。
これがむくみの根本的な原因と言えます。
冷えは関係ないの?
だったら、体の冷えとむくみは関係ないのかというと、そうでもないようです。
もし仮に、ふくらはぎの筋肉が働かないと一切血液が流れないのなら、全身に血が循環しないというエライことになってしまうわけで。
そう考えると、ふくらはぎのポンプはあくまで「流れを助ける」ものであり、何もしなくても血液は足から全身へと少なからず戻っているのです。
体が冷えやすい=冷え性の女性は、もともと血液の巡りが悪い傾向にあるため、むくみが人よりも出やすいと言えるでしょう。
「体質的なもの×長時間の同じ姿勢=むくみ」という式ができあがるわけです。だからこそ、むくみの未経験者が49.2%もいるというのも、納得できます。
つまり、長時間の同じ姿勢という片方の条件だけがあっても、体質的に血の巡りが良い人は、むくみが出にくいということです。
どういったケアをするのが良い?
むくみを解消する方法は、いろいろな定番ケアがあるようですね。
・マッサージをする(入浴中・お風呂上がり)
・着圧ソックスを履く
・ストレッチをする
・足を高くして寝る
・水分をできるだけ摂らない
・塩分を含むものを避ける
・ウォーキングをする
このあたりが、定番のようです。すでにいくつかはチャレンジ もしくは 継続中という方も、多いのではないでしょうか。
ですがその場は良くなっても、また同じ事の繰りかえしで悩む・・という声も、多いようですね。
一体どんなケアが意味があって、どんなケアが意味がないのかについて調べてみました。
着圧ソックスを履く
もう定番中の定番ともいえるケアです。スリムウォークやメディキュットなどの着圧ソックスを履くことで、血流を良くしてむくみにくくします。
近所のドラッグストアに行っても、着圧ソックスコーナーがあるほど定番になっているので、すでに試している方も多いことでしょう。
ネットで調べてみたら、まあー種類の多いこと多いこと。こんなに用途を分けなくても良いんじゃない?と個人的には思ってしまいますが、少しでも販売機会を増やしたいというメーカー側の戦略なんでしょうかね-。
仕事中よりかは、寝る前にはくという方も多いようですが、就寝時に使うのはあまり良くないようです。体を締め付けるので、体がストレスを感じ眠りが浅くなるというのも理由の一つ。
寝ている時は基本、足を流れる血液の圧力が低くなります。この状態で圧力をかけて血行をよくすると、足だけでなく動脈にかかる負担も大きくなるので、避けた方が良いと言われています。
普通に考えて見ても、寝ている時は体の機能を休めているとき。その時に、体を圧迫し続けて無理をかけている状態になるので、体には負担になるということが容易に想像できるはずです。
そもそも着圧ソックスは、仕事中に履いてむくみを「予防する」ことが本来のものです。仕事帰りにむくみがでると、どうしてもその場の症状を抑えるために、良さそうな気がしますが・・
もう一つの注意点は、人間は刺激になれてしまうので、どうしても着圧する力が強い物強い物を選びがち。ですが、あまり強い物を使ってしまうと血液を流れる血管に負担がかかります。
むくみにはこういうサプリを飲むと良い
むくみ対策として、サプリメントを飲むというのが実は有効な方法なのです。
どうしてもマッサージや着圧ソックスで良くなるイメージが先行しますが、あくまで体の中で起こる「血行不良・水分排出不足」が原因。
ですので、体の内側から綺麗にするケアをすることで、むくみの予防にも解消にも繋がりやすいというわけです。